群馬県高崎市
楽しさいっぱい、また行きたい
中部名店街 多くのイベント実施
高崎市商工部参事
梅山晃男
高崎市は日本列島のほぼ中央にあり、人口約二十四万二千。東京からおよそ百キロにある。古くから交通の要衝として栄え、中心部を国道一七号線・一八号線と環状線で囲まれており、関越自動車道・上信越自動車道や上越新幹線、昨年十月に開通した長野新幹線などの整備により、首都圏から長野・新潟方面への中継機能を備えるとともに、群馬県の表玄関として、また、北関東における産業経済の中心地としての役割を果たしている。
まちづくりの目標
高崎市は、二十一世紀を迎えるに当たり「交流拠点都市」としての特色を生かし、この基盤の上に次の三つの目標を掲げ、「自然と人間」「技術と精神文化」が調和したまちづくりを進めている。
1.ひと〜二十一世紀を担う人づくりと文化の創造
子供から大人まで、生き生きと学び活動できる環境の整備や、感動との出会いの場を提供する多彩な文化事業の開催などにより、市民の感性の高揚に努めている。
2.まち〜活力あるまちづくりとネットワークの形成
再開発事業などを積極的に進め、新しい社会システムのニーズに対応した快適な都市空間を創造するとともに、全国有数の交流拠点性を生かして、高崎都市圏の市町村、首都圏や信越・北関東の都市との連携を深め、全国、世界に開かれたネットワークの形成を図っている。
3.くらし〜人と環境にやさしい豊かな市民生活の創造
ゴミの減量化、資源のリサイクルに積極的に取り組むことにより、人と環境にやさしいまちづくりを進めている。
「夏に雪を降らせよう」
商店街振興組合高崎中部名店街(綱島信夫理事長)は、高崎駅より歩いて約十分の距離にあり、大手前通り・さやもーる・さくらばし通りのH型の街区によって構成されている。組合員数は百三会員と市内の商店街組合としては、大所帯を誇っている。
平成四年度には、国の商業環境改善施設整備費補助金を受けて「さやもーる」を整備した。これは、南北約百三十メートルをオープンモール化し、街並みの素材はすべて世界各国からの天然石を使用。歩道は天然花崗岩[かこうがん](御影石)の四色ランダム張りとし、車止めやベンチにも六方石を利用し、当地ゆかりの村上鬼城の句碑も赤御影石を使用、格調の高い、落ち着きと潤いのある街並みを整備した。
そんな「さやもーる」を主会場として、さまざまなイベントが実施されている。
市、商工会議所、商店街連盟など主催のイベントに参加協賛するのはもちろん、商店街独自でもさまざまなイベントを実施している。
これまで実施したイベントを上げると、字のとおりの「牛のまる焼きとビール祭」、ログハウスの職人が作った丸太の遊具を使った「ログ(丸太)で遊ぼう」、夏に渓谷から雪をとり寄せ「夏に雪を降らせよう」、テレビでおなじみ「ストラックアウト」など、さまざまな催しが行われている。
「ミニ四駆」にアクセス2千
昨年は、インターネットで出場者を募集した「街頭ミニ四駆大会」を開催した。県内最大級のコースを使い、中学生以下四百人が参加した子供の部と一般の部に分かれ、スピードとテクニックを競い合った。インターネットへのアクセスは約二千件に達した。同時に、芸達者な道化師たちによるストリートパフォーマンスが繰り広げられ、商店街の個店をめぐるスタンプラリーも行われた。
毎月第三日曜日には、フリーマーケットを開催している。これは、JA高崎の農協婦人部が市内のとれたての農産物を直売する「とりたて市」を中心に、手作りアクセサリーの即売、新中古の衣類の実売りなどが素人の手により行われている。
年末には、大手前通りの約二十メートルのタブの木をクリスマスツリーに見立てて電飾し、時期を合わせ他の通りも同じようにツリーを飾り、年末商戦に商店街一体となって取り組んでいる。九年度には、世界エイズデーに賛同し、クリスマスツリーにレッドリボンを飾りつけ、エイズ撲滅(ぼくめつ)運動に参加。また、車椅子(いす)での来街者を対象に、車椅子を押して商店街を案内するボランティア活動など、社会教育活動などにも積極的に取り組んでいる。
理事、大幅に若返る
綱島理事長によると、「中部名店街に行ったらいつでも何かしていて、楽しいことがいっぱいなので、また行きたい」という商店街にしたいと、とくにイベントを中心に商店街の活性化を図っていくことと、商売(あきない)の基本である接客時にお客さんに喜んでいただけるよう、商店街を挙げて親切運動を推進していくとのことである。
また、同年度には、商店街全体の一店逸品につき調査研究すべく、専門家による商店街診断を受け、その結果をインターネットに乗せ、個店の宣伝につなげていく予定である。
付け加えさせていただくと、組合理事の若返りが上げられる。九年度の総会で、平均年齢六十五歳から四十二歳へと二十歳以上若返った。商店街活動の中心となって働ける理事の選出ということで、これまでの理事からうまくバトンタッチされた。新しい理事は、商店街に対し責任をもち、自分たちの若い感性で商店街活動を指導し、現場で働いている。
これからも高崎中部名店街のイベントを中心とした活動に期待したいと思う。
最後に、高崎中部名店街ホームページへのアクセスは、
http//www.wind.co.jp/meotoebisu/
ですので、大勢の方のアクセスをお待ちしております。
●前ページへ戻る
●9月号の目次へ