岐阜県地域づくりネットワーク
来年度、グループ紙発行を計画
団体数ただいま59
地域づくり団体岐阜県協議会
岐阜県企画部地域振興課主任
亀田 晋
岐阜県内には九十九の市町村があるが、その自然的、文化的、産業的環境はさまざまである。地域に根ざした地域づくり活動も当然その目的、内容は千差万別で、全国はもとより全県的な地域づくり団体間の交流を図る方法がなかった(岐阜県だけの状況ではなかったと思うが)。
こうした背景から「地域づくり団体岐阜県協議会」は、それぞれ独自に活躍している県内の各地域づくり団体をネットワーク化することにより、情報交換を促進するとともに、自主的・主体的な地域づくりを推進することを目的として平成六年に設立したものである。
八年度は研修会二回開催
翌、七年二月には本県において「日本まん真ん中・岐阜大会」と銘打ち、第二回地域づくり団体全国研修交流会を開催させていただく幸運に恵まれた。
この全国の地域づくりに携わる方々との交流は、地域づくり団体岐阜県協議会所属の各団体および事務局にとって、活動を行っていくうえでの大きな財産となった。
現在、団体数は五十九団体。主な活動内容は、地域づくり団体全国協議会事業への参加のほか、各種研修の開催などである。
研修については、昨年度は二回開催した。一回目は八年五月に、岐阜メモリアルセンターで、総会に引き続いて地域づくり団体関係五十人が参加して開催した。国土庁地方振興アドバイザーの山下貞夫氏の基調講演の後、当協議会所属団体の福岡町の「夢倶楽部」事務局長・早川裕康氏および揖斐川町の「日本のどまんなか『いびがわ』ミズみずフェスタ実行委員会」事務局の岩間誠氏がそれぞれ事例発表をした。
二回目は九年三月に、長良川国際会議場で、地域づくり団体関係者、地域づくりに携わる県および市町村職員九十五人参加のもと開いた。フリーランス・パーソナリティの梅村勝彦氏の基調講演の後、大和町の「古今伝授の里・東氏記念館」管理事務所係長の金子徳彦氏、白川村の「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」事務局長の川田一浩氏、そして三重県松阪市の「あいの会 松阪」世話人の田畑美穂氏が、それぞれ事例発表をした。
「見て、聞く」先進地視察
各回とも、講師の地域づくり活動に関する示唆に富むお話と県内、県外の地域づくり団体などから参考となる活動事例の発表があり、参加者には大変好評であった。なお、各団体発表者の役職などについては、当時のものであることを付け加えておく。
本年度は研修の方針を、地域づくりの先進地を訪れ、活動事例や状況を実際に「見て、聞いて」もらう研修とし、地域づくり先進地視察研修と地域づくりリーダー育成研修を実施することとした。
第一回目は、地域づくりでは全国的に有名な滋賀県高月町雨森地区に、お邪魔した。九月、バス一台を借り切り、地域づくり団体関係者のほか、地域づくりに携わる県および市町村職員も参加して総勢四十七人だった。雨森芳洲庵の伊藤館長に取り組み状況を説明してもらった後、町並みを視察した。
参加者には研修後に感想レポートの提出をお願いしたが、雨森地区の住民主導による地域づくりの取り組みを、参加者それぞれが自分の立場に置き換えて考えるなど、直接的、間接的にも何らかの収穫があったようで、事務局としてその成果は予想以上であった。
リーダー育成研修も予定
各地域づくり団体で、現在活躍しているリーダー的な人材のさらなるステップアップと、今後、各団体で中心となって活躍する人材の育成を目的として「地域づくりリーダー育成研修」を予定している。
開催時期などはまだ未定であるが、県内の地域づくりの先進地を会場にして、一泊二日の日程で各団体から推薦された者の中から選抜した五〜六人を対象に、研修を行うこととしている。
内容も検討中ではあるが、会場である先進地の事例研究のほか、参加者が日ごろの活動で抱えている問題点や活動による成果など、意見をぶつけ合うような、より参加型の研修を予定している。
十年度は新規事業のひとつに、情報交換の手段としてグループ情報紙の発行を計画している。これは、各団体の活動状況や活動事例などを県内はもとより、全国に向けて発信することにより、全国レベルでの情報交換の媒体を持てれば、との考えからである。
今後も、各地域づくり団体のネットワーク化による情報交換の促進および自主的・主体的な地域づくりの推進を基本として、各種事業を行うこととしている。
「地域づくりは人づくり」との言葉もあるが、ネットワークの強化・拡大を図り、また、各種研修事業を行うことによる交流の支援、そして、団体所属の会員に対する自己研さんのきっかけづくりを行い、各団体の地域づくり活動がより行いやすくなるよう、また、より成果が上がるよう支援していきたい。
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