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大分県地域づくりネットワーク


地域づくり交流倶楽部発足
自主的・主体的な地域づくりに向けて
大分県地域づくりネットワーク推進協議会

大分県企画部過疎・地域振興対策局主任

河野哲郎

大分県における地域づくり

 大分県は九州の北東部に位置し、年間を通じて温暖な気候に恵まれている。県土の約二八%が国立公園などの自然公園地域となっており、深山幽谷、変化に富む海岸線など美しい自然に恵まれている。また,全国屈指の温泉県であり、別府温泉、由布院温泉など全国的にも有名な温泉が数多くある。
 大分県では早くから、このような自然に恵まれた地域の特性をいかした個性的な地域づくりの取り組みが行われていたが、とりわけ昭和五十四年に平松守彦知事により「一村一品運動」が提唱されて以来、県内全域で地域づくりの取り組みが盛り上がっていった。

県協議会の設立

 このような状況の中、各地で活発な取り組みを行ういろいろな地域づくり団体が相互に交流し、情報交換する場を設けるとともに、地域づくりに関する情報を提供することで団体の自主的・主体的な地域づくりの取り組みを支援するために、平成六年六月に県内地域づくり団体七十五と市町村、大分県で「大分県地域づくりネットワーク推進協議会」が設立された。
 この協議会では主として1.地域づくり団体の研修会・交流会2.地域づくり団体に対する情報提供─をその目的としており、具体的には以下のような事業を実施している。
●研修会などの開催
 県内の地域づくり団体相互の交流と地域づくりリーダーの研修を目的として年一回開催している。内容は講演、事例発表、意見交換など。
●●県外交流事業の実施
 県外の先進地域づくり団体との交流などを目的として年一回実施している。
 毎回約二十人の地域づくりリーダーなどが参加している。
●●●地域づくりコーディネーター派遣事業
「地域づくりコーディネーター」を地域づくり団体からの要望に応じて派遣するもので、年二〜三回実施している。
●●●●全国交流会議への派遣など
 年二回開催される地域づくり団体全国協議会主催の研修交流会については、一回について六人から八人の地域づくりリーダーなどを派遣している。

「地域づくり交流倶楽部」発足

 県内においては地域づくりに対する意欲の高まりなどから、地域づくり団体が増加し、その活動分野も年々広がる傾向にあったことから、今年に入って地域づくり団体の調査を行ったところ、新たに多数の地域づくり団体から県協議会に参加したいという意向が示され、会員数が七十五団体から百九十三団体に増加することとなった。このため、これまでのような年一回の研修会では十分な交流・情報交換を行うことが困難となった。
 こうしたことから、今年度、県内十二地区に県協議会の支部として「地域づくり交流倶楽部」を設置し、これまでの県協議会の事業に加え、十二の「地域づくり交流倶楽部」においてもそれぞれ事業を実施することとした。
 これにより、これまで年一回大分市でしか開催されなかった研修会、交流会が、身近な場所でも開催できることとなった。
 また、実施する事業内容については各「地域づくり交流倶楽部」で自主的に定めることとしたため、それぞれの地域の実情に応じ、地域づくり団体が真に必要とする事業が実施できることとなった。
 これまで協議会の運営については事務局が中心となって行っていたが、「地域づくり交流倶楽部」が設置され、活動拠点が身近な場所にできたことから、地域づくり団体にとっては、これまでより以上に協議会の活動に参加しやすくなると考えられる。
 すでに一部の「地域づくり交流倶楽部」では、情報誌を発行するなど個性ある取り組みが始まっている。
 県協議会としては、今後とも各地域づくり団体の自主性を尊重しながら、そのネットワークを広げ、深めていくような活動を展開し、地域づくり団体の活動を側面から支援していきたいと考えている。




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