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町制百周年の野辺地町・青森県
二十一世紀のまちづくり目指しCIを導入


 青森県野辺地町は、今年八月に町制百周年を迎えたが、これを記念し、二十一世紀のまちづくりを目指し、CI(コミュニティ・アイデンティティ)事業を進めている。
 CIの導入は、町の将来のあるべき姿や目標となるビジョン、方向性を明確にし、統一された町のイメージを視覚を通して形成することを目的としている。現在五つの専門分科会を設け問題点や課題と取り組んでいる。平成十年度までにこれらのCI事業を終え、二十一世紀のまちづくりに当たる。

町全体の意識改革が狙い

 同町は町民へのアンケートなどから、「日本一雪の多い町」「知名度がない」「特色がない」などのマイナスイメージが強いことが分かった。このため、同町や町民の間から野辺地町の明確な将来ビジョンづくり、町全体の意識改革の必要性がいわれていた。こうした中で、北九州市などの先進CI導入地の視察などをきっかけとして導入を決めた。
 同事業の導入に当たって、平成六、七年度の二年間CI検討委員会を設置、八年度に導入。総務、福祉、農林水産など各課十二人からなる「野辺地町CIワーキンググループ」を発足させた。同グループはCI活動の根幹をなす中心的な組織で、活動のすべての企画・立案、提案づくりなどを行う。

心うるおう北の町

 これまでCIワーキングニュースの発行、地域資源調査、職員アンケート、町民アンケートの実施、北九州市など先進地の視察などを行ってきた。そして、今年の八月には、青い森と海をデザインし、自然の美しいまちをイメージした「野辺地コミュニケーションマーク」を決定した。また、町のコンセプト・スローガンを「心うるおう北の町」とした。
 一方、町民サイドからのまちの活性化や課題解決を図る中心的組織として平成八年に二十二人からなる「町民ワーキンググループ」を発足させた。これまで町民フォーラムを開催したほか、町の活性化を図るためのイベント、交流、ボランティア活動などの企画や提言などをまとめている。
 また、役場職員全員参加の分科会を設けた。大きく分けて「人づくり分科会」など五つの専門分科会からなる。同分科会ではCIに関する調査結果から導き出された役場に関する課題について具体的な解決策を作成する。
 こうしたCIワーキンググループや分科会が検討してきた活動内容提案などを承認し、その推進を支援・協力する最終決定機関としてCI委員会がある。メンバーは小坂郁夫町長を委員長として、三役、議員、所属長など十四人で構成する。
 小坂町長は平成八年のCI宣言の中で、CIに取り組んだ理由について、「過去の百年と未来の百年の結接点にいる町民として、これからの野辺地町の百年の計を考えたい」と述べている。




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