(財)地域活性化センターはむらおこし、まちおこしのための情報誌として、昭和六十年十一月に『地域づくり』を創刊、平成九年十月号で創刊百号を迎えた。これを契機として、さらに『地域づくり』の内容を充実させるため、会員の皆様の協力を得て七月、読者アンケート調査を実施、このほどその結果がまとまった。
アンケート調査に対しては千九百以上の団体・個人から回答があった。調査は1.特集についての感想や今後掲載を希望するテーマ2.興味ある記事3.どのような目的で読んでいるか……など十七項目の設問に回答する形式をとった。
特集について
本誌の編集の基本方針は、毎月地域づくりに関するテーマを設定し、全国をおおむね八つのブロックに分け、それぞれの事例を紹介し、特集している。この特集についての設問では、テーマの設定、内容、記事の分量などについておおむね「合格点」をいただいた。そして今後取り上げてほしいテーマとして1.自然環境を生かしたまちづくり2.高度情報通信社会に対応した地域情報化(インターネット)3.各種ボランティア団体の活動4.広域的視点にたった地域おこし5.地方分権とこれからのまちづくり6.産業廃棄物問題7.失敗事例の紹介、研究8.海外におけるまちづくり9.過疎対策10.歴史を生かしたまちづくり……などについての希望が多かった。これ以外にも多くのご意見や希望が寄せられた。
掲載希望のテーマの中にはすでに掲載した特集もあるが、時間の経過や内容の変化もあることから、切り口を変えたり、新しい要素を加味しながら、取り上げることが可能かどうかを検討していきたい。
興味のある記事(特集を除く)
各地の地域づくりの実践活動を紹介している「地域づくり団体探訪」が一番多く、次いでトピックス、自治省関連施策解説などの順となっている。
「団体探訪」については平成六年四月から掲載が始まり、平成十年四月で四十七都道府県四十七団体の紹介を終える。同探訪が多くの興味を持って読まれているのは、地域づくりの実践活動について、いかに会員の皆様の関心が深いかを物語っている。
このほか、トピックスも関心度が高かった。ただし、月刊誌のため、原稿の依頼をはじめ、本の校正、印刷などに、二、三カ月の期間が必要。このため話題性があり、しかも腐らないテーマを扱うことに苦労しているのが実情だ。
読む目的、回覧状況、保存
「主にどんな目的で読むか」については、「業務の参考資料」が六割で最も多かった。また、「回覧状況」では、「課内や関係各課」という回答が全体の九割を占めた。「バックナンバーの保存」では六割が「保存」と回答。
読者の要望
このほか、「カラー写真を多く」「本を大きく」「読者の声・交流のページ」の新設など建設的で貴重な意見をちょうだいした。皆様のご意見を踏まえ、今後の地域づくりの編集をするうえで参考にさせていただきたい。
最後に、これまで本誌で取り上げた「まちおこし」や「むらおこし」の事例はほんの一部にすぎない。各自治体や団体ではもっといろいろな事例と取り組んでおられることと思う。どんな小さな事例でもどしどし寄稿、または取材を依頼していただきたい。皆様のご意見や要望が『地域づくり』の内容をより一層充実させる大きな力となることを確信している。

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