地域だより

県美術館で宗廣力三展開催

 郡上紬で知られる工芸家、「宗廣力三展」が岐阜県、岐阜新聞、岐阜放送主催で四月八日から五月十一日まで県美術館で開かれる。
 宗廣は伝統的な紬や藍染めの素材や工程にこだわりながら、実験的な織り、染めを試みた、昭和五十七年には紬縞織・絣織で、国の重要無形文化財保持者に認定された。県は宗廣展の開催により工芸と、地場産業との共生を図り、地域活性化に役立てる。

蛭川村(岐阜県)で「ふるさとへの思い」公募

 岐阜県蛭川村と蛭川村観光協会は、「ふるさとへの思い」などを題材とした詩歌を全国から募集中。
 応募内容は(1)蛭川村を訪れ、「杵振り踊り」や「シデコブシ」など村を象徴する文化や自然に触れ、それを題材としたもの(2)ふるさとへの思いを題材としたもの─の二部門。
 俳句、短歌、川柳、狂歌、散文詩などの中から優秀作品五十点を選び、自筆のまま特産のみかげ石に彫り、歌碑として村内に永久設置する。応募締切は七月三十一日、入選作品の発表は十一月上旬の予定。

結核予防協会が中心で全国初の肺がん検診

 千葉県富浦町は、昨年十一月から今年一月にかけて町民に対し、全国で初めて肺がんなどの集団検診を実施した。
 結核予防協会千葉県支部が中心となって行ったもので、放射線医学研究所が開発した肺がん検診の最新鋭装置「らせんCT検診車」を使用した。同検診は肺がんばかりでなく結核、肺気腫、動脈硬化など循環器系の病状の有無なども詳しく判定できる。検診は、無料で、約五千九百人の町民のうち、四十〜七十九歳までの約八百四十人が受診した。
 同協会県支部では国、県の予算措置があれば、来年度も県内他町村に同様の検診を広げたい意向。今回の町負担の事業費は個人への検診のお知らせ、診断結果の郵送料など約二十万円ですんだ。

「GIFU県聞録」の続編「日本一王国ぎふ」発行

 岐阜県はこのほど、「GIFU県聞録」続編の「日本一王国ぎふ」を発行した。
 「岐阜県にしかないもの」「日本一と思われるもの」「おらが自慢のナンバーワン」などを紹介。
 掲載内容は分野別に(1)自然(2)文化(3)歴史(4)お宝(5)夢(6)匠の六つの王国を設定、紹介している。A5判で、百七十六ページ、価格千二百円で発売。

静岡県御前崎町に初の温泉施設

 静岡県御前崎町にこのほど、初の温泉施設「魚味(がわ)」がオープン。泉質はナトリウム塩化物温泉(アルカリ性)で神経痛、筋肉痛、慢性婦人病、冷え性などに効く。大浴場、露天ぶろ、海産物料理を中心の食事施設もある。入場料大人千五百円、子供八百円。

「筑後吉井の小さな美術館めぐり」開催

 福岡県吉井町は五月三日〜五日までの三日間、「第七回筑後吉井の小さな美術館めぐり」を開く。
 町内在住の画家、陶芸家、写真家の作品の展示を原則とし、都市型美術館では味わえない小さな会場での地元と見学者のふれあい─が狙い。

駿府大御所時代絵巻 静岡市で

 「駿府の歴史と春」をテーマに、四月四日から六日まで静岡市内で駿府大御所時代絵巻「静岡まつり」が開かれる。
 行事の中で五、六の両日に開かれる「大御所花見行列」では、大御所に俳優の榎本孝明氏、黒沢年男氏が、御台所および上ろう役には'97ミス静岡が扮する。

「国際まちづくりコンペ」 参加者募集・京都市

 京都市は、五十―百年後の二十一世紀の京都のあるべき姿と、その実現のための具体的プロジェクトの提起を求め「国際まちづくりコンペ」を実施する。
 コンペのテーマは「二十一世紀・京都の未来」。都市計画分野だけでなく、都市にかかわるあらゆる分野からの提案を求め一般公開方式による。賞金など詳細は未定だが、四月下旬に登録開始、十月から作品受け付け、一九九八年一月審査結果の発表を予定。
▼問い合わせ先=〒六〇〇京都市下京区烏丸七条下ル京阪京都ビル八階-国際まちづくりコンペ事務局(〇七五-三四三-五五二五)FAX=〇七五-三四三-五五七六

センター通信

ふるさと探しフェア'97 池袋で開催

 ふるさと探しフェア'97が二月八・九の両日、東京都池袋サンシャインシティコンベンションセンターTOKYOで開催されました。
 同フェアは国土庁主催、当センター協力で年一回、この時期に開催されているもので今回が三回目。出展自治体がその地域の求人、住宅、暮らしの相談や情報提供を行っています。
 今年のフェアは昨年より二千五百人ほど多い六千七百四十八人が入場。新天地を求める人と地方を紹介する担当職員の熱の込もった応答が各所でなされていました。

「田舎暮らし」欧州で定着 JTB後藤氏講演

 ふるさと情報プラザの第一回「ぷらざサロン」講演会がこのほど開かれました。
 JTBのベテランツアーディレクター後藤和也氏を講師に招き、「欧州の都市生活者が実践する『田舎暮らし』とは」の演題で講演をしていただきました。
 当センターの吉田弘正理事長、都道府県代表者ら多数が出席。都市生活者がわが国と違った価値観に基づき「田舎暮らし」を求める理由について講演後、熱心な質疑応答がありました。

長門市で全国研修交流会

 地域づくり団体全国協議会、地域づくり団体山口県協議会共催の「第七回地域づくり団体全国研修交流会」が八月二十八、九の両日自治省などの後援で、山口県長門市で開かれます。交流会の基本テーマは「みんなちがって、みんないい」。長門市出身の童謡詩人金子みすゞさんの「わたしと小鳥とすずと」から引用したもので、同テーマに基づき(1)「山口の美」トーク(2)パネルディスカション(3)平成八年度自治大臣表彰地域づくり団体紹介(4)山田洋次監督の「ふるさとを語る」(仮称)と題する講演―などを行います。

●首長来訪

▼鹿児島県串木野市 冨永茂穂市長(2月5日)
▼岩手県大船渡市  甘竹勝郎市長(2月19日)

シンポジウムのお知らせ

 21世紀のふるさとづくり'97
●四月十六日午後〇時三十分
●東京都千代田区内幸町イイノホール

 (財)地域活性化センターは四月十六日午後零時三十分から東京・千代田区内幸町のイイノホールで、全国52新聞社共同で「シンポジウム21世紀のふるさとづくり'97-地方自治法施行50周年に寄せて」を開催します。
 このシンポジウムでは、第一部として「第1回ふるさとイベントの大賞表彰式」を行うほか、第二部では西尾勝東大教授による「地方自治法施行50周年に寄せて」と題する基調講演、北海道夕張市をはじめとする四自治体の首長による元気村からのメッセージ、泉眞也氏をコーディネーターにパネルディスカッションを行います。

●4月の「笑顔がいちばん!」放映予定

6日──岡山県倉敷市 歩く喜び ふれあう心
       備前市 焼きもののふるさと“備前”
20日──福井県大野市 奥越の小京都をひとっ走り
       上中町 鯖街道 歴史と暮らす街
27日──新潟県安塚町 浦川原町・大島村 ほくほく線の走るムラ

TBS系、毎週日曜日午前7時30分〜午前8時
尚一部で放映日時が異なる地域があります

イベントコーナー

日本橋プラザビルイベントスペース

2月5日   愛知県蒲郡市   蒲郡市観光展
2月12〜14日   熊本県益城町   くまもと・益城町・物産フェア
2月18日   滋賀県甲西町   滋賀甲西観光物産キャンペーン
2月19〜21日   熊本県宇土市   宇土観光物産展


★ふるさと情報プラザイベントスペース


2月10〜19日   京都府精華町   けいはんな学研都市パネル展
2月20日〜3月6日   奈良県下市町   ふりかえれば歴史、みつめればロマンスのまち


編集後記

 地球には約千九百四十万平方キロ(日本の面積の五十倍以上、一九八〇年現在)の熱帯林があり、これは世界の森林面積の半分を占める。この熱帯林が年間、日本の面積の半分の割合で減少を続けているという。生命の源として、時には人の疲れをいやす存在として、また、都市づくりに重要な役割を担う緑。その緑の喪失はいま、砂漠化や“人口爆発”とあいまって地球に無気味な警鐘を鳴らしている。
 今回はこの人間の生活に不可欠の「緑」をテーマに特集を組んだ。基調原稿を都市造園、緑のまちづくりなどの分野で第一人者の東京農業大学農学部長進士五十八先生にお願いした。また、特集にあたり建設省の緑化推進係長舟久保敏氏、林野庁の環境緑化木係長戸田克稔氏に貴重なアドバイスをいただいた。誌面をかり厚くお礼申し上げる。
 また今月号から新たに「とんと昔メルヘン」の表題で、民話を連載する。テレビ・記録映画監督の榛谷泰明氏がFMのラジオ番組で、全国各地の昔話の語り部を訪ね集めたものに番組終了後、自分の足で北海道から沖縄までコツコツと歩いた分の中から二十四話を選んだ。
 二月号をもって勇退された室井澄生氏の後任で、今月号から編集を担当します。よろしくお願いします。氏は時事通信社経済部記者、運動部次長、支局長などを経て本誌編集長に。執筆者、編集者としてのスペシャリストである氏は「本誌の今日を築いた大功労者」と言っても過言ではない。今後のご活躍を期待します。(高麗山)





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