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顔の見える地域づくり目指して 地域づくりネットワーク北海道連絡会議 |
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北海道地域振興課主事 |
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河田貴子 |
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「北海道」というと、皆さんはどんなイメージがあるだろうか?
ラーメン、カニ、サケ、トウモロコシ、ジャガイモ、バター、アイスクリーム…を連想する“食いしん坊”派もいれば、テレビドラマ「北の国から」「ナチュラル─愛のゆくえ」、映画「幸福の黄色いハンカチ」を挙げる“ロマンチスト”派もいる。そして、たくさんの「日本一」(たとえば、東端・北端、大きい・小さい、長い・短い、多い・少ないなど)を思い浮かべる“博識者”派もおられると思う。
このような、いろいろな北海道のイメージを、作家の武者小路実篤氏は実に的確で簡潔に、「僕は日本に北海道があることは大いに面白いことと思うのだ」と、表現している。
北海道における協議会「地域づくりネットワーク北海道連絡会議」の発足は平成六年五月。道内の自主的・主体的な地域づくりの取り組みを促進することを目的に設置され、(1)地域づくり団体と道との連絡調整(2)ネットワーク形成のため地域づくり団体に対する情報提供(3)全国の地域づくり団体とのネットワーク形成のため地域づくり団体全国協議会事業への積極的参加
などが主な事業となっている。
最近の具体的な活動は全国レベルでは、「第五回地域づくり団体全国研修交流会」(平成八年十月開催・小樽市)がある。地域づくり団体全国協議会とともに主催した、この会議の詳しい内容は『地域づくり』十二月号のレポートに譲るとして、参加者の皆さんの間で好評だったことを、事務局の一員として大変うれしく思っている。会議終了後、全国各地の地域づくり団体などの多くの情報誌(紙)に掲載していただき大変感謝している。
また、交流会で人気があったのは「全国地域づくり人名刺コンテスト」。地域づくりネットワーク北海道連絡会議のメンバー「北海道ヒューマンネットワークプラザ」が企画・実行したもので、予想をはるかに上回る六百五十点もの応募があった。入賞した十五点、惜しくも入賞を逃したその他の名刺についても、工夫を凝らしたもの、ユニークで斬新なデザインを使ったもの、芸術作品とも思えるようなものがたくさんあり、できることならすべてに賞をさしあげたい、と思った。審査員にとっても、大変難しい審査だったようで、悩み・迷いながら長い時間をかけてじっくりと採点していたのがとても印象的だった。ちなみに、このコンテストに応募した名刺はすべてパネルに加工し、貸し出し(巡回展示)をしている。
貸し出しの問い合わせ先
北海道ヒューマンネットワークプラザ
事務局:山道富美男氏
TEL 011-872-3058
(株)山道設備設計事務所内
以上が全国レベルの活動で、地域独自のものとしては、北海道が主催した「顔の見える地域づくりセミナー」への後援を挙げることができる。
北海道では、これまでの一村一品運動を通じて、各地で創意工夫を凝らした取り組みや民間サイドの地域おこし活動が活発化するなどの成果が見られてきた。これらの成果を踏まえ、さらに地域づくりのステップアップを図り、新しい時代に対応した魅力ある地域をつくっていくため、平成八年度から一村一品運動の新たな展開として「顔の見える地域づくり」を提案している。
「顔の見える地域づくり」とは、「住民が、誇りをもって心豊かに暮らせるような地域、さらに、内外の人びとにその地域の個性や特徴がイメージできるような表情豊かな顔をもった地域をつくっていく」ことを目標に、住民、市町村、企業などがパートナーシップを基本として、協調・連携して地域づくりに取り組んでいこうというもの。
セミナーでは、まず「顔の見える地域づくり」の考え方、取り組み手順について説明が行われたほか、岩手県藤沢町の佐藤町長から「住民参加の地域づくり」をテーマにした基調講演があった。この中で同町長は「これまでは『住民による』という原則を忘れ、『住民のため』という“施しの論理”で地方自治が進められてきた。しかし、世の中は住民主体の地方自治という本来の姿を厳しく求めており、またこれを抜きにして時代の要請に応え得るものではない」と、述べたうえで、藤沢町での事例を交えながらアドバイスした。町長の講演は地域づくりの豊富な経験から出てくるものだけに重みがあり、道内各地から参集した道職員・市町村職員約百六十人も熱心に耳を傾けていた。
「顔の見える地域づくり」を進めていくにあたっては、地域を支えていく「人」が重要な役割を担っていると思う。「顔」をつくるのは人。人が輝いて初めて表情豊かな「顔」ができるのではないだろうか。
そのために、これからも地域づくり団体と道との連絡調整、情報提供を密にし、地域づくり団体全国協議会事業への積極的参加を促し、人材育成・ネットワークの形成を進めていきたいと考えている。
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