地域だより

横須賀市 犬登録システムを公開

 横須賀市は「犬登録管理システム」を開発、全国の自治体に無償で公開している。「マイクロソフト・アクセス」を活用し、犬の名前や登録番号、飼い主の住所、氏名など法定管理項目だけではなく、予防注射の通知はがき、登録犬の一覧表を出したりすることもできる。
 七年四月の狂犬予防法改正で、犬の登録が年一回から一生一度に変更になった半面、住民票のように登録内容を管理しなければならなくなったため、事務簡素化を図ろうと開発した。利用希望の自治体には、システムとデモ用データ、利用マニュアルを送る。

大阪府 全国初の公園ボランティア

 大阪府は、全国初の「公園ボランティア」の募集を始めた。同ボランティアは草木に触れたり、においをかいだりして自然のすばらしさ、美しさを感得する「ネーチャーフィーリング」や病気に役立てる「園芸療法」の手法を習得し、高齢者や視覚・聴覚障害者の役に立とうというもの。
 ボランティアは当初三十人(条件なし)で、一月から六カ月間、講習を受け、修了後府営公園で活動する。

岡山県大原町 「武蔵」の絵本を制作

 大原町は同町が生んだ英雄、武蔵の少年時代を描いた「宮本武蔵の少年物語 あばれたけぞう」(文・絵 石原正)を制作した。
 武蔵のイメージは同町を出たあとの吉川英治の「宮本武蔵」が主流となっているため、今回の絵本では十七歳まで同町で過ごした時代を扱っている。地方自治体が絵本を作ったのは全国的に珍しい。
 A4判変形、四十ページで町内各戸、武蔵ゆかりの団体、県下図書館などに配付する。全国の書店では作者の会社、(株)バーズアイを通じて発売される。定価千六百円。

岩手県 衛星利用の水産情報開発へ

 岩手県は、宇宙開発事業団と地球観測衛星データを利用した水産情報システムを共同で開発していくことになった。八年十月、予備設計に着手したが、九年三月から基本設計、十一年三月以降、試験運用にこぎつけたい考え。総事業費は約四億円(うち、県は約一億円)の見込み。
 開発は県沿岸域の海表面温度、プランクトン発生状況が分かる海色情報の即時提供が柱。また、湾内の海流状況をシミュレーションで提示するソフトも手掛けることにしている。
 システム開発と衛星データ提供は事業団、運用機器と地図データベースの整備は県が担当するが、データ解析、画像処理技術は第三セクター、(株)岩手ソフトウェアセンターもかかわって行く考え。
 現行の水産情報システムは観測地点数が少ないうえ、即時性に欠けるため、漁業団体は今回のシステム開発に大きな期待を寄せている。

東京都豊島区 子ども事故センターを設立

 豊島区は、区立池袋保健所内に、全国初の「子ども事故予防センター(キッズセーフ)」を設立した。
 同センター内には、たばこの誤飲、やけど、ふろや洗濯機内でのおぼれ、階段からの転落、熱射病など子どもに多い事故の写真やイラストなど約七十枚を展示。それらの予防策をビデオや掲示板で紹介している。
 同センターは十年に移転する見込みで、その際本格的に整備する方針だが、今回の設立を契機に、区では子どもの事故を未然に防ぐための活動を強化する考え。

「ふるさとフェア'97」 二十二万の人出でにぎわう

 全国の観光情報と地域産品が一堂に会する「ふるさとフェア」(主催=読売新聞社、日本テレビ放送網)が、一月二十四日から三日間、東京・後楽園東京ドームで開催された。
 このイベントは、全国四十七都道府県から、地域の姿を東京で紹介しようと開催されているもので、今回で九回目。三日間で二十二万人が集まった会場は、懐かしいふるさとの味覚などを求める人でにぎわった。

センター通信

アドバイザー事業 希望団体を募集

 (財)地域活性化センターは、平成九年度の「地域づくりアドバイザー事業」の希望団体を募集しています。
 同事業は市町村が取り組む(1)地域の総合診断、CI(2)観光資源の整備、特産品の開発、商店街の活性化(3)イベントの実施、文化施設の整備(4)国際交流─などの地域づくり活動に適切な助言を行う専門家を紹介、その受け入れにかかわる経費の一部を助成するもの。
 事業枠は四十団体。希望団体は都道府県を通じ三月十七日(月)まで当センターのコンサルタント業務課(03-5202-6138)に申し込んでください。

コンサル事業 申し込み受け付け中

 (財)地域活性化センターは、平成九年度のコンサルタント事業の申し込みを受け付けています。同事業は地方公共団体が調査、策定する(1)総合、広域都市計画(2)地域振興計画(3)商店街振興計画(4)観光・リゾート計画(5)保健・福祉計画(6)ゴミ固形燃料化・発電計画(7)情報化推進計画─などについて、専門家やコンサルタント会社の紹介、あっ旋などを行おうというものです。詳細は当センターのコンサルタント業務課(電話は前記と同じ)まで。

ビデオ二十作目完成 「地域を拓く Iターン」

 (財)地域活性化センターで制作するビデオシリーズの二十作目「地域を拓く Iターン」(約三十分)がこのほど、完成しました。
 都会で生活する人びとの中には、豊かな自然環境を求めて地方へIターンを希望する例が少なくありません。このようなIターン者を積極的に受け入れることにより、新しい地域づくりに役立てている地方自治体も現れ始めました。
 本ビデオでは熊本県産山村と長野県大桑村の二事例から、Iターン受け入れの成果と共に、自治体が配慮すべきポイントを紹介しています。
 地域活性化の一施策として参考にしていただくため、本ビデオは全国の地方自治体など全会員に、二月上旬配付しました。

「わぃわぃわぃど」に投稿を

 地域づくり団体全国協議会は情報誌「わぃわぃわぃど」を発行し、全国の地域づくり団体のみなさんにお届けしております(平成九年度からは地方自治体にもお届けする予定です)。この情報誌はB5判、約八十ページで年三回発行いたします。
 みなさんの活動状況やイベント開催・特産品の紹介、協力依頼、問い合わせなどお気軽にお書きになって、どしどし事務局までお寄せください。みなさんによるみなさんのための情報誌です。(事務局=(財)地域活性化センター内)

第一回ふるさとイベント大賞選考始まる

 (財)地域活性化センターと全国五十二新聞社が共催する第一回ふるさとイベント大賞は、一月十日に都道府県・主催各新聞社からの推薦を締め切り、表彰イベントの決定に向けて選考を行っています。
 同大賞は、創意と工夫に富み、地域の活性化に貢献したイベントを表彰するもので、都道府県・各新聞社から推薦されたイベントは百七十件に達し、迫熱した選考作業が続いています。

センター来訪

▼全国東和町東京事務所(1月8日)
▼福島県川俣町    (1月9日)
▼兵庫県広報課
▼茨城県地方課    (以上1月10日)
▼新潟県地域政策課  (1月13日)
▼東京都地域振興課  (1月17日)
▼福岡県総務課    (1月20日)
▼群馬県地方課
▼愛媛県松山市    (以上、1月28日)
▼富山県教委     (1月29日)
▼群馬県東京事務所
▼全国東和町東京事務所(以上、1月30日)

「笑顔がいちばん!」放映予定

3月2日──群馬県新治村 花と稔りの農村公園
         六合村 福祉リゾートと半無医村の解消
3月9日──秋田県羽後町 高齢者福祉とリゾート開発
         鹿角市 自然と伝統を活用したまちづくり
          森町 高齢者福祉リゾート開発
3月16日──長崎県郷ノ浦町・石田町・芦辺町・勝本町 歴史と文化の島“壱岐”
3月23日──スペシャル版 春に花咲く人たち
3月30日──スペシャル版 総集編 笑顔大賞発表
TBS系、毎週日曜日
午前7時30分〜午前8時
*一部で放映日時が異なる地域があります。

イベントコーナー

★日本橋プラザビルイベントスペース

1月22日   愛知県蒲郡市   蒲郡市観光展


★ふるさと情報プラザイベントスペース

1月13日〜24日   岩手県宮古市   陸中海岸魚彩王国観光展
1月27日〜2月7日   岡山県   東備“空路利用”促進キャンペーン

■編集後記

 「絵画、彫刻とまちづくり」は、かなりの年輪を重ねた。とくに、彫刻では山口県宇部市がその草分けとして有名だが、いまなお、これらによるまちづくりに努めている自治体も少なくない。
 そこで、本号ではこれらによるまちづくりの現況を紹介するとともに、これら問題の権威者、竹田直樹先生に、問題点、今後の方向を探っていただいた。参考にしていただければ、幸いである。
 岩手県滝沢村の「劇団 ゆう」の活動は地域づくりのお手本のようで、痛く感心した。無感動な子どもが多くなっていることに危機感を抱いたことには素直に共感できるし、地域密着の姿勢は「いうは易く、行うは難し」だからだ。
 その結果、文化の地方発信を実証してみせたことに敬意を表すとともに、今後、われわれも誌面を通じ、ささやかながら応援していきたい。(広角鏡)


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