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県名募集 いわてけん 岩手を表現する集い 東京で開催 |
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(株)MT&カンパニー代表取締役 |
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及川孝信 |
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平成八年十一月十六日、ホテルB&C(東京・江東区)に二十代、三十代を中心とする首都圏在住の岩手県出身者および岩手県在住の県民百九人が集まって、「第一回岩手を表現する集いin
Tokyo〜知ってる岩手? 知っとけ岩手!」(主催=岩手表現フォーラム実行委員会/共催=在京岩手学生会/後援=いわてテクノポリス財団・ふるさといわて定住財団・岩手大学地域共同研究センター・(株)MT&カンパニー)が開催された。
このフォーラムの特徴は、実行委員会が全員大学生(二十一人、うち首都圏八人、岩手十三人)であることや、参加者の内訳が大学生、社会人が半々、しかも二十代が七割であること、さらに従来、価値観・視点の相違があった地元人と出身者の合同参加などである。これまでの地域活性プロジェクトで果たされにくかった「市民主導型」「若い世代の参加型」「地元人と出身者のジョイント型」などの要素が含まれており、「民・産・官・学」の新しい地域活性の取り組みのスタイルを構築している。
当日は、第一部「岩手が無くなったら何が困る・岩手のキャッチコピーを決めよう!」で五〜七人のグループディスカッションが行われ、第二部「プレゼンテーション大会」でそれぞれの案を競い合った。
「さむいゼ岩手 OH! 岩手っ子」(首都圏学生チーム)、「ゆとりっぷいわて」(世代連携チーム2)、「白地図いわて」(地域連携チーム)、「天然石いわて 磨きますか、磨きませんか?」(女性チーム)、「そっ啄の国 岩手」(エンジェルチーム)など全十四作品が発表され、参加者全員投票の結果、約三分の一の得票数で、「県名募集 いわてけん」(県外出身者チーム2)が「第一回岩手を表現する大賞」を受賞した。
「岩手は訪れたこともないし、イメージがほとんど湧かない」(兵庫県出身)や、「素材や歴史など良いものがあるのに活かされていない」(埼玉県出身)など、他県出身者の率直な意見から「岩手県という名前=岩手そのものをもう一度検討してみたら」という総意が生まれたようである。なんとも岩手県自体の情報発信の弱さが、浮き彫りになってしまった結果である。
その後、第三部「岩手の現状と世代間の役割分担」と題して、久木田禎一氏(邑計画事務所社長)をコーディネーターとして、寺沢一雄氏(南部会館社長)、馬場竹次郎氏(県総務部地方振興課課長)、小林禎子氏(東和町農林課男女共生まちづくり推進室)、本堂寛氏(青山学院大学文学部教授)らのパネルディスカッションが行われた。「若い人たちの感性で過去に頼らない岩手を見つめ直すいい機会になりました」(寺沢氏)などのキャッチコピーへの感想に始まり、これからの時代における情報発信は「何を」「誰に」「どのように」して行うかを明確にしなければ、結果として「県名募集…」になってしまう、というような観点で情報発信のあり方についての議論がなされた。
第四部の懇親パーティでは、在京岩手学生会の片方善治副会長の乾杯の音頭とともに、今日知り合ったばかりの、世代、地域、立場を超えた人びとが盛り上がり、協賛各企業・団体からの各賞の表彰式が行われた。参加者の半数は同ホテルに宿泊して、朝まで岩手について熱き議論を交わしていたのがとても印象的であった。
地方分権・地域活性・まちづくりという言葉は使い古され、大抵の場合、自治体はアイデアに乏しく、市民団体も自分たちの周辺のことに固執してばかり、地域活性コンサルタントは星の数ほどいるが、とくに際立った戦略も出てこない。各県人会やふるさと会も若い世代が参画しない。
こんな現状の中で、当フォーラムが開催まで至った経緯は、「ホームタウン岩手を考える集い」(昨年六月十五日/東京・渋谷/主催=(株)MT&カンパニー、協力=岩手県)に参加した学生たちの芽生えからである。若い世代が、他人依存ではなく、自らの行動によって地域を見つめ直す手段のひとつとして企画し、資金を集め、運営を行うまですべて手作りである。地元を懐かしんだり、地元を批判ばかりしかしない、さらには無関心派の出身者が多い中で、このような地元貢献派が、今後の地域活性のリーダーになることは間違いないだろう。
今後の活動予定は、各グループの発表作品を基に、岩手を表現するコマーシャル(CF)や、岩手を表現するパンフレットなどのPR活動のツール類を制作したり、他県でも同様な活動が行えるようなアプローチをしながら、地域間連盟を組んでいきたい意向がある。さらに、第二回、第三回と続けていく一方で、「就職」などのテーマへの取り組みも企画中である。世代、地域、立場を超えた人材交流・情報交流が全国的な活動になることを期待したい。
この件に関する問い合わせ先
岩手表現フォーラム実行委員会
Tel.〇三−五四七二−五五六六(代)
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