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人はばたく ゆとり都 山形 |
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山形県知事 |
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高橋和雄 |
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山形の秋は、河原での芋煮会で始まります。燃えるような山をバックに、清流のほとりで家族や仲間と大きな鍋を囲み、酒を酌み交わしながら談笑する。私にとって欠かすことのできない生活の一部であり、山形に生きる喜びを心から感じるひとときです。
こうした自然とともにある山形の生活は、真の豊かさであり、山形の文化そのものといえます。
文化は、地域に住んでいる人びとの生活をあらわし、地域の特徴となります。一人ひとりの生活の積み重ねと風土が、文化をつくります。
昨年策定した山形県新総合発展計画では、シンボルとなる言葉として、「人はばたく ゆとり都 山形」を掲げ、このような山形の時代を映しました。
県民の知恵と力を結集して、山形県のよさを全国に、そして世界に通用するところまで高めていくことを計画の基本に据えています。県内の四十四市町村がそれぞれにユニークでグローバルな取り組みを継続し、世界にも通用する地域づくりを進めることが「ゆとり都」です。ひろく県民がもっている多様な能力を十二分に発揮していただくこと、すなわち「心おこし」を県民に呼びかけています。
そのために、県づくりの理念として「参加」「交流」「創造」の三つを掲げました。県民一人ひとりが新しいことに積極的に挑戦すること、そのような多様な面で活躍できる人たちを育成することによって、山形をより多様性のある地域とすることが大事だと考えています。
県民はすでに多様なゆとりを求めて活動を始めています。
全国方言大会をはじめとする地域文化の掘り起こしや、有機農業をとおした自然と都会の人びととのふれあい、アジア国際音楽祭などを契機とした世界の人びととの交流など、地域づくりの活動が活発に行われています。とくに、女性グループの活動はめざましく、ネットワークの輪は、着実に広がっています。また、東北芸術工科大学の学生などに代表される、地域に興味を持ち、地域に溶け込み、行政への具体的提言を行う若者も増えています。
チェスタトンというイギリスの作家は、「人びとは、ローマが偉大であるからローマを愛したのではない。ローマは、人びとがローマを愛したから偉大となったのだ」といっています。
山形を愛する百二十五万の山形県民とともに、県民一人ひとりが、心豊かに生活でき、豊かな生活環境を満喫できるような山形県づくりに、努力を積み重ね、全力で取り組んでまいります。
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