地域だより

島原観光の夕べ 東京と大阪で復興PR

 雲仙・普賢岳の噴火で大きな被害を受けた長崎県島原市の吉岡庭二郎市長らが七月十六日、東京都内のホテルに旅行業者や学校関係者などを招き、「島原観光の夕べ」を開いた。
 昨年、島原を訪れた観光客は約百六十万人で、ピーク時の八割程度に回復しているが、修学旅行客は一六%にとどまっている。大火砕流の発生から丸五年目の六月三日、火山活動の「終息宣言」も出され、復興にはずみを―と企画された。
 会場では、「平成新山」と命名された溶岩ドームと同名の地酒が振る舞われた。
「島原観光の夕べ」は十七日、大阪市内でも行われた。

滝と人、森林の共生 熊野滝サミット開催

 和歌山、三重、奈良の三県にまたがる熊野地方の十七市町村長が参加した「熊野滝サミット」が七月六日、新宮市の新宮地域職業訓練センターで開かれ、滝を通して人と水、森林が共生する地域づくりを考えた。
 このサミットは環境ジャーナリストの三島昭男氏の記念講演のあと、代理を含めた十七人の首長がパネリストとなり、三つの分科会に分かれて討論が行われた。
 最後に「地球が生きる喜びを全国にアピールする」との宣言を採択した。

やくぜんの館がオープン 修善寺町(静岡)に

 静岡県の修善寺町がまちおこし事業の一環として、町の特産品の「黒米」などを使って「薬膳」を基調とした特産品の開発を行っているが、この「薬膳」を提供するアンテナショップとして、食事処「やくぜんの館1号館」が、このほどオープンした。
 修善寺温泉街に建てられた同館は、木造平屋建て延べ百十五平方メートル。このうち二十五平方メートルがアンテナショップで「黒米酒」「薬膳杜中醤油」「しいたけ」「わさび漬」など町の特産品を販売する。残りの九十平方メートルは、三十六席ある食堂で、黒米や漢方薬を使った「うどん」や「おかゆ」から薬膳のコース料理まで提供する。
問い合わせ先 
TEL 〇五五八−七二−八九八八

わたらせ渓谷鉄道 インターネットでPR

 群馬県桐生市など沿線五市町村で構成するわたらせ渓谷鉄道連絡協議会(会長・近藤昭次大間々町長)はこのほど、インターネット上にホームページを開設した。高津戸峡など沿線の観光情報を写真とともに掲載し、鉄道の利用増をねらっている。
 ホームページは全部で十ページあり、桐生市、大間々町、黒保根村、東村(以上群馬県)、足尾町(栃木県)の自治体紹介のほか、美術館や温泉センターの案内なども掲載している。

地域活性化戦略セミナー 岐阜県明宝村で開催

 (財)岐阜県産業文化振興事業団は八月二十八、九日の二日間、岐阜県明宝村のめいほうスキー場で、平成八年度の地域活性化セミナーを開いた。
 セミナーには県内の市町村から企画担当の職員ら三十三人が参加し、熱心な討議を続けた。
 セミナー第一日は、第三セクター方式で村おこしに励む明宝村の事例報告と、(株)高知県商品計画機構社長・長澤昭氏の「第三セクターによるむらおこし」と題した講演が行われた。長澤氏は「村おこしは地方のベンチャービジネスである。ビジネスを成功させるには新しい発想が必要」と、商品開発などについて提言した。
 第二日はグループ演習を中心に、出席者全員がわが町の将来像を想定しながら、夢を語り合った。
 この戦略セミナーは、(財)地域活性化センターが協力している。

坑道を活用して古酒づくり マインランド尾去沢で

 秋田県鹿角市のマインランド尾去沢((株)尾去沢鉱山観光)では、「古酒の蔵」を開設し、宅配便で酒を送れば、数年後に指定場所に送り返すサービスを行っている。
「古酒の蔵」は、観光用に開放している坑道と接続する枝道を貯蔵場所として活用するもので総延長は約一キロ。個人から一・八リットル瓶一本につき五百円で預かり三年間保存するもの。
 坑道と古酒とのかかわりの歴史は古く、「昔、鉱山の坑道の社に奉納したお神酒が、長年忘れられ放置されたものが、大変おいしかった」ということから、同鉱山で日本酒を貯蔵するノウハウが引き継がれていた。
 このサービスは、新しい町おこし事業として注目されている。

めいほう高原音楽祭 明宝村(岐阜)で開催

 岐阜県明宝村が地域振興を目的に開催する「第七回夢おこしめいほう高原音楽祭」(ジャズ イン メイホウ)が七月二十七日、めいほうスキー場屋外音楽堂で開かれ、一万四千五百人のファンが会場を埋めた。
 この音楽祭は毎年、ジャズトランペット奏者の第一人者・日野皓正が出演することで有名となっている。
 また同村では今年初めて民間主導型のイベント「96明宝盛旬夏祭」が八月十日に同会場で行われた。このイベントには武田鉄矢と海援隊、南こうせつ、堀内孝雄が出演、約六千人の観衆が集まった。

矢野温泉公園に四季の里 上下町(広島)に開設

 広島県上下町の矢野温泉にこのほど、四季折々の自然を満喫できる「矢野温泉公園四季の里」がオープンした。
 「四季の里」には、三百五十種類、約七万本ものアヤメ科の花が植えられたあやめ公園をはじめ、もみじ公園、さくら園があり、季節ごとの花や木が楽しめる。
 またオートキャンプ場、フリーキャンプ場もあり、新たな観光名所として地域の活性化を期待している。

スキー場見本市を開催 十月中旬、池袋で

 (株)サンシャインシティ(森平梅幸社長)は、東京の・池袋のコンベンションセンターTOKYOで、十月十八日から三日間、スキー場を中心とした見本市「ウインターリゾート'97」を開く。
 同見本市には、地方自治体を含むスキー場八十団体、関連会社四十社以上が出展を予定。六万人の入場者が見込まれ、自治省、運輸省、林野庁などが後援している。
 今年の見本市では、昨年好評だった特設人工ゲレンデをさらに拡大、幅八メートル、長さ二十五メートル、斜度を十七〜十度にしたほか、ガウアースノーブレーディング(スノーボードに次ぐ新しいタイプのスキー、長さ八十センチ、回転性に優れ、自由なスタイルで滑れる)の試乗会を行う。
 また、有名スキーブランドニューモデル試乗会、有名デモンストレーターによる公開レッスン、新規オープンスキー場の情報提供なども行われる。
問い合わせ先 ウインターリゾート実行委事務局
TEL 〇三−三九八九−三五三五

平成8年度 全国伝統的工芸品コンクール
JAPAN TRADITIONAL CRAFT COMPETITION

主催=伝統的工芸品産業振興協会
後援=通商産業省・中小企業庁・全国知事会・日本商工会議所
全国商工会連合会・全国中小企業団体中央会・NHK・商工中金
●応募資格=製作技術と使用原材料が100年以上の歴史を有する伝統的工芸品・用具または材料等を製作している個人、グループ、企業および団体。
●搬入
平成8月12月6日(金)〜13日(金)
●審査会
平成8年12月16日(月)
全国伝統的工芸品センター
●応募作品展
平成8年12月17日(火)〜平成9年1月8日(水)
全国伝統的工芸品センター
●入賞作品展
平成9年2月27日(木)〜3月3日(月)
東京ドーム・プリズムホール
(『'97全国伝統的工芸品まつり』会場内)

●問い合わせ先=伝統的工芸品産業振興協会
工芸品コンクール事務局
〒107 東京都港区南青山3−1−1プラザ246・3F
TEL03-3403-1621 FAX03-3403-1587
 

センター通信

地域活性化センター賞は 松江警察署(島根)に

 インターネットの優れた活用事例を表彰する「日経インターネットアワード自治体部門」(主催/日本経済新聞社、日本インターネット協会、(財)地域活性化センター)の表彰式が九月五日、新潟市で行われました。
 表彰式では倉田自治大臣の祝辞に続き、審査委員長の公文俊平国際大学グローバル・コミュニケーション・センター所長が講評を述べた後、受賞団体への表彰がありました。
「地域活性化センター賞」は、審査員でもある蓼沼朗寿(財)地域活性化センター常務理事から松江警察署(島根県)に授与されました。
 松江警察署は、イラストや写真などを使って交通事故、落とし物など、地元に密着した情報を地域住民に分かりやすく提供。これまでの警察、行政のイメージを変える評価を受けています。 
 他の受賞団体は次のとおり。
▼日本経済新聞社賞=富山県、函館インフォメーションネットワーク
▼日本インターネット協会賞=上野市(三重県)
▼日本ヒューレット・パッカード特別賞=神戸市(兵庫県)

秋田県由利郡収入役会が来訪

 当センターに八月二十二日、秋田県由利郡町村会収入役会(佐々木登代表)十一人が来訪、研修会を行いました。
 同会では、地域活性化センターの業務内容説明、一般情報提供のほか、特産品振興や観光・イベントについて説明し、熱心な質疑を交わしました。

スポーツを活用した事例集を発刊

 当センターはこのほど、『スポーツを活用したまちづくり事例集』(B5判、百二十ページ)を発刊しました。
 この冊子は、全国各地で町おこし村づくりの一環として行っているスポーツに焦点を当て、ユニークな事例を紹介しています。また資料編としてアンケート結果(国土庁調べ)を掲載していますので、ご利用ください。

首長来訪

▼秋田県本荘市 柳田弘市長(8月21日)

お知らせ

 JAPAN CENTER FOR REGIONAL DEVELOPMENT
(財)地域活性化センターは10月1日から、
英文名を上記のとおりに変更しました。

イベントコーナー

★日本橋プラザビルイベントスペース

8月6日   宮崎県日南市   宮崎の超早場米PRと試食米配布


★ふるさと情報プラザ

7月22日〜8月2日   群馬県   星空への招待〜スターウィークと全国公開天文台〜
8月20日〜8月29日   新潟県相川町   春夏秋冬佐渡は旬

■編集後記

 沖縄県で「お通し」という酒の飲み方に出合ったことがある。車座になった中で一人のリーダーが、ひとつの盃に焼酎を注ぎ、順番に回し飲む。「お通し」の間、リーダー以外は全く口をきかず、ただ回ってきた盃を飲み干すだけである。聞けばこのお通し、資源の乏しい島にあって、貴重な酒を最も公平に分かち合う方法だそうだ。酒はいま、各地でまちおこしのテーマとし、多くの活動を見かける。ひとつは原料としてのコメ作り、そしてもうひとつはそのコメを使っての地酒づくりである。どちらにもキーパーソンがかかわり地域に誇りをもとう、地域の文化を守ろう―というのが出発点である。特集のポイントもそんなところに絞ってみた。表紙・グラビアの「田植唄アジアフェスティバル'96」は、コメを作る民族の素朴な心を小さな町に結集させたイベント。かつて(財)地域活性化センターのイベント表彰で最優秀賞を受賞している。(浜の銀)


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