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第四回合宿研修 メーンテーマは観光 特別講師陣を招いての勉強会 |
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研修交流課副参事 |
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高橋知之 |
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(財)地域活性化センターが実施している全国地域リーダー養成塾の平成八年度第四回研修が、八月二十日から二十三日まで、神奈川県三浦市のホテル城ヶ島海洋センターで行われた。
全国地域リーダー養成塾は、地域づくりの核となる人材の育成を目的に、平成元年度から開講されている。昨年度までで二百一人の「卒業生」が巣立っており、地元に戻って地域の活性化に精力を注いでいる。
今年度の塾生は、市町村、民間の地域づくり団体、商工会議所などから派遣されている三十二人。ふだんは東京都中央区日本橋にある地域活性化センターの会議室で講義を受けているが、第四回研修だけは、場所を移し、合宿の形で朝から晩まで研修漬けの毎日を送る。
今年度の合宿研修会場となった城ヶ島は、三浦半島の南端にある周囲四キロ余りの島。対岸の三崎とは、城ヶ島大橋で結ばれている。北原白秋の「城ヶ島の雨」で知られる叙情豊かな島だ。
かつてはひなびた漁村のたたずまいと城ヶ島灯台のある風景で知られていたが、いまでは自然の美しさと人工美の織り成す近代的観光地として、四季を通じて親しまれる観光地となっている。
塾生たちは、八月二十日午後にホテルに到着。初日は海外研修の渡航説明会が行われ、翌二十一日から、第四回研修のメーンテーマ「観光」にそって、本格的な研修がスタートした。
まず二十一日の最初の講義は、リーダー塾の主任講師でもある猪爪範子講師(地域総合研究所)による「住んでよく訪ねてよいまちを目指して」。大分県湯布院町や岐阜県高山市の事例を挙げながら、これからの観光地の在り方を検討した。
森巖夫塾長(明海大学教授)、藤原洋講師((株)エリアサイエンス)、天沼恵子講師(福島県塙町企画振興課)の三氏を招いて行われた塾生参加フォーラムでは、塙町の広報紙を編集している天沼さんが、広報作成の基本的な考え方や苦心した経験を話し、島根県吉田村の職員として鉄の歴史村の設立・運営に携わった藤原さんが、さまざまな折衝を通して目的を実現していく過程を語った。さらに、二人の話をもとに、森塾長のコーディネートで塾生たちと講師との質疑応答、塾生同士の議論が白熱。実りの多い研修となった。
二日目の講義終了後は、合宿研修の醍醐味が味わえる「ほろ酔い講話」が行われた。塾長はじめ講師の皆さんに加え、活性化センターの蓼沼常務、石川部長も参加して、塾生たちと親交を深めた。マグロの頭を丸ごと焼き上げたカブト焼きに舌鼓を打ちながら、塾長講話がやがては座談に発展し、あるいは局地的には激論を戦わせる姿も見られるなど、活発な講話となった。
三日目の二十二日には、まず(株)レジャー産業研究会の横溝博講師が「観光地づくりと旅館ホテルの経営」と題して講義。バブル崩壊後の旅館・ホテル経営の難しさを語った。
午後からは河原塚達樹講師((財)日本レクリエーション協会)の指導のもと、ロールプレイングゲームによる意見集約法を学習。五つの班に分かれて、「まちのキャンプ場を新しくしたい」という課題で、行政マン、青少年活動指導者、会社員、主婦、農林業者、自然保護活動家などの割り振られた役割になりきって議論を戦わせ、意見をまとめる手法を学んだ。
最終日の二十三日は、グリーンビジネスプロデューサーの鈴木俊博講師による「観光地域特産品ビデオ研修」が行われた。ある地域のビデオを見た後で、その地域の自然環境、地理的条件、歴史、産業構造等の地域資源を生かした地域産品創出や観光おこしの方法を、三班に分かれて話し合った。午後からはそれぞれの班が、話し合った結果をもとに具体的な実施案を発表。「水が見てきた蔵のまち」「舟運の街」「ハイカラさんが通る街」など、個性豊かなテーマを提案し、地域産品創出の発想について勉強した。
講義終了後は、毎晩夜遅くまで塾生たちが集まって、酒を酌み交わしよもやま話に花が咲いた。夕食後に外出、磯の香りを胸いっぱいに吸い込みながら居酒屋で磯料理を肴にビールジョッキを傾けたこと、名物のマグロが食べたくて、わざわざ橋を渡って三崎港の鮨屋まで足をのばしたこと、ホテルの部屋に集まって、塾生の在り方について議論しているうちに、なぜか皆で思い出の歌を合唱したこと……。研修時間以外の自由時間も、講義や演習とは別の意味で、とても有意義な経験となった。
今年度のリーダー塾もようやく折り返し点。今後も海外研修、市町村研修、そしてレポート提出とハードな日程が続く。塾生の皆さんには健康に十分気をつけて、最後まで乗り切ってほしいと思う。
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