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住民参加で親しめる広報誌づくり
編集委員制度が軌道に

城辺町商工観光課

本多清彦

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住民にも好評

 城辺町では、親しみの持てる広報誌づくりを目指し、昨年四月、広報編集委員制度をスタートさせた。新生広報誌に住民の反応も上々で、広報編集委員がたくさん町に巣立って、地域づくりのきっかけになればと期待している。
 城辺町ではこれまで、情報公開と住民参加によるまちづくりの二つをテーマにしてきた。広報編集委員による広報誌づくりは、このテーマに沿ったものであった。まちづくりといえば何だか難しそうであるが、広報誌を作ることで自分の町を知り、より好きになり、より良くしたいという気持ちが生まれれば、それで十分であると思う。
 広報編集委員は一般公募とし、男性三人、女性四人を採用した。年齢は二十代から七十代まで、職業も主婦、会社員、公民館員とさまざまで、住民の代表としてバランスのとれた構成となった。
 皆さんに応募した動機を聞くと、「こちらに来て間もないので、城辺をもっと知りたくて」「文化に関する記事がもっとあってよいと思うので、その方面で何か手助けができれば」「開かれた行政に参加したい」などであった。皆さんに、広報誌を自分たちで作って、もっと面白くしたいという気持ちが感じられた。
 新任だった私は、広報誌を作るだけでも大変なのに、広報編集委員の運営までやれるか不安だったが、それは杞憂に終わった。さすが立候補したつわものぞろい、ズバズバとものを言ったり、提案してくれるので、助かることが多い。
 以前、紙面構成について意見のまとまらないことがあった。それぞれ感性が違うので当然である。結局、その日は話し合いがつかず、後日もう一度話し合った末にまとまった。徹底的に話し合い、双方納得して、一つの方向に進んだことに時間がかかったが、大変よい経験になった。
 編集委員の活動について触れると、集まりは月三回くらい、内容は企画の検討、取材、原稿作成、校正などで、写真撮影以外はすべてに携わっている。ちなみに報酬は月一万円、任期は原則一年。

住民の日常を紹介

 新生広報「じょうへん」がどのように変わったかと聞かれれば、主なものとして、(1)住民の顔が写っている写真をできるだけ採用する(2)表紙で読者の気を引くと中を見てもらいやすくなるので、とくに写真に配慮する(3)広報誌は地位のある人やすごいことをした人が載るものという意識を変えるため、住民の日常の姿を紹介する─などがあげられる。
 とにかく、毎月たくさんの住民を載せるように努めている。
 広報誌に対する住民の反応は「変わったね」「面白くなったよ」「がんばって」などが多く、編集委員を喜ばしている。自分たちで苦労して作った広報誌に対し、このような言葉を聞くと、「よし、がんばるぞ」という気になるもので、全員気合いを入れ直して編集に取り組んでいる。
 編集委員の活動も一年が過ぎ、当初の目標であった親しまれる広報誌に変わりつつあると自負している。次の目標は、住民にとって今関心のある出来事をじっくり企画を練って特集を組んでいくことである。広報に携わる者にとっては当たり前のような目標であるが、今後も住民の視線で、広報じょうへんを一つひとつ発展させていきたい。

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