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埼玉県川越市で開講
寝食を共にし合宿研修

(財)地域活性化センター研修交流課副参事

荒矢大輔

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(財)地域活性化センターが実施している全国地域リーダー養成塾、第十四期生の合宿研修が七月二日から五日までの三泊四日で、埼玉県川越市の「埼玉県国民年金健康保養センターむさしの」で行われた。
 今期第三回目の研修は合宿形式により、これまでと環境を変え、四日間寝食を共にし、塾生同士が交流を深め合いながら研修カリキュラムに取り組んだ。
 初日、合宿施設に入る前に、「地域資源を活かしたまちづくり」をテーマとして、川越市の「蔵造りの町並み」の視察を行った。現地で活躍する地域づくり団体「川越蔵の会」会長の原知之氏と、川越市都市計画課の荒牧澄多氏から、蔵造りの町並みの歴史や背景、川越蔵の会の活動に関してお話をうかがった後、町並みを実際に見て回った。スケールの大きな蔵造りの町並み、残したい日本の音百選に選ばれた「時の鐘」、ノスタルジックな雰囲気の駄菓子屋が軒を連ねる「菓子屋横丁」など、住民主体で守ってきた歴史ある町並みに触れ、そのすばらしさを知り、町並みを大切に守り続けてきた地域住民の心を感じ取った。地域住民が主体となり行政がサポートするといった、まちづくり本来の姿を体感することは、座学では経験できない合宿研修ならではの収穫であった。
 研修施設に入ってからは、地域リーダー養成塾主任講師である辻琢也政策研究大学院大学助教授による市町村合併とまちの将来についての講義のほか、「地域とイベント」「福祉のまちづくり」「地域間交流」「スポーツとまちづくり」「資源循環型のまちづくり」などの講義が行われた。
 合宿研修ではグループ演習も経験した。地域産業おこし研修として行われた演習では、ある地域の現状、歴史などを紹介する研修ビデオを視聴し、その後五グループに分かれて、その地域の資源を活用したまちづくりの方策について検討した。各グループで、ビデオを見て感じ取ったイメージをもとに、アイデアを出し合い、一つでも多くの地域資源を掘り起こし、その地域にあったテーマと目的で、PR方法や施策を議論し、プランを完成させた。翌日、各グループは成果を発表し、グリーンプロジェクトプロデューサー鈴木俊博講師から演習成果に対する批評をいただき、地域のイメージづくりと特産品開発について、熱気あふれる話をうかがった。
 また、合宿二日目の夕刻には、川越蔵の会の原氏、荒牧氏を交えての「語ろう会」を開催した。塾生が地元から持ち寄った地酒や地域産品がテーブルを飾り、明るく楽しい雰囲気の会場において、ステージで地元のアピールをしたり、講義では聞くことのできない話で盛り上がったり、産品をたっぷり味わうなどして塾生間の親睦を深め合った。
 合宿研修の醍醐味は、何と言っても夜の交流会である。今回が三回目の集合研修ということもあり、すっかり仲良くなった塾生が一つの部屋に集合し、自分たちの地域活動や抱えている問題点など多くのことを語り合い、楽しい時を過ごした。「皆と話す機会が増えてよかった」「楽しかった」「気持ちが通じ合えた」といった感想をたくさんいただいた。
 四日間にわたり、現地視察、講義、グループ演習と盛りだくさんの内容で開催された今回の合宿研修。研修で得られた知識はもちろん、寝食を共にすることで生まれた塾生同士の絆や結束力もかけがえのない収穫であった。



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