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長崎県
15カ月間にわたり150もの記念事業

ながさき阿蘭陀年推進協会広報宣伝課長

広佐古俊之

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 西暦二〇〇〇年は、オランダ船デ・リーフデ号が現在の大分県臼杵市に漂着し、日本とオランダの交流が始まって以来、四〇〇周年を迎える。これを記念して両国の政府レベルでは両国の皇太子殿下が名誉総裁を務められる記念事業実行委員会が組織され、相互に文化などを紹介し、さらなる交流の発展に寄与する記念事業が展開される。

交流400年、関係はより身近に

 長崎県とオランダとの関係は、一六〇九年に平戸にオランダ商館が置かれたことに始まり、一六四一年に長崎の出島に移されて以来、二百年以上も続いた鎖国時代を通して深いつながりを持ってきた。現在、本県にはオランダ国をテーマにしたリゾート施設のハウステンボスや、その前身の長崎オランダ村があり、また長崎市では「出島」の復元へ向けた取り組みがなされるなど、本県とオランダの関係はより身近になっている。
 こうした歴史的な背景をもとに長崎県では、住民参加による特色あるまちづくり、観光の振興、新たな交流の進展、地域の活性化を目的として日蘭交流四〇〇周年の記念事業を展開する。

既存の施設利用が特色

 日蘭交流四〇〇周年にあたる西暦二〇〇〇年を「ながさき阿蘭陀(おらんだ)年」と位置づけて、「未来へ向けた四〇〇年〜出会いはいまも長崎から〜」をテーマに西暦二〇〇〇年一月から翌年の三月までの十五カ月間を事業期間として、長崎市、平戸市、佐世保市およびハウステンボス、西彼町および長崎オランダ村をメーン会場に、百五十もの記念事業を展開する。会場の形態としては、パビリオンなどを建設するのではなく、既存の施設を生かして各記念事業を展開する。この推進母体となるのは、長崎県、長崎市、平戸市、佐世保市、西彼町で組織する「ながさき阿蘭陀年推進協会」で、ハウステンボス(株)、長崎オランダ村(株)と相互に協力体制をとっている。

出島の復元、商館料理の再現

 四月にはオランダ皇太子をお迎えして長崎で日蘭交流四〇〇周年記念式典を開催するほか、各地で展覧会、音楽、シンポジウム、スポーツなど多岐にわたる記念事業を展開する。長崎市では、四月に出島の西側建造物五棟を復元するほか、伝統ある「長崎くんち」も特別に披露される。平戸市では当時のオランダ商館料理を現代風にアレンジした「平戸商館料理」を再現する。ハウステンボス、長崎オランダ村でも例年以上にオランダ色を出した多彩なイベントを開催する。このほか平戸市、佐世保市、西彼町、長崎市をつなぐ幹線道路をオランダ街道と命名し、ウォークラリーを実施し、西暦二〇〇〇年の期間中には、オランダ旅行が当たる長崎県連泊観光スタンプラリーも実施する。

今後のまちづくり

 この事業を単発的なイベントに終わらせることがないように、二十一世紀の幕開けにふさわしい記念事業として、将来にわたっては国際的な友好交流につなげ、また新たに発掘された地域資源を活用して観光の活性化を図り、まちづくりの原動力にしていくことを切に望むものである。


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