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福岡県北九州市
近代溶鉱炉発祥の地で産業・技術構築

北九州博覧祭協会事務局広報宣伝課長

吉田茂人

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 二〇〇一年。それは二十一世紀の幕開けであり、日本最初の本格的近代溶鉱炉が北九州の地に誕生して百歳を迎える年である。この記念すべき年に、「ジャパンエキスポ北九州博覧祭2001」が北九州市で開催される。
 会期は二〇〇一年七月四日から十一月四日までの百二十四日間。会場は、その近代溶鉱炉発祥の地であり、現在、区画整理事業により新しいまちづくりが着々と進行している八幡東区の東田地区(JRスペースワールド駅前)の二十七ヘクタールである。駅のまん前に博覧祭のゲートがあり、また毎年二百万人以上の集客がある人気の宇宙テーマパーク「スペースワールド」がすぐ隣にあるなど、アクセス的にも、アミューズメント的にも、来場者にとって抜群の立地性を誇っている。
 北九州市は九州の玄関口であり、また昔からアジアに向けて開かれていた。かつては鉄鋼を中心に日本の近代産業を支えてきたまちであり、市民は今でも「モノづくり」にこだわり続けている。
 一時期悩まされた公害問題も、いち早く卓抜した技術で乗り越え、現在では、国際環境技術協力都市として国連表彰を受けるなど、世界から注目を集めるに至っている。
 これから人類には、「環境」との共生を図りながら、新しい産業・技術を構築することが求められており、それに挑戦し続ける北九州市は、世界をリードするフロントランナーになり得る可能性を秘めている。

人、まち、技術が響きあう未来描く

 こうしたことから、北九州博覧祭のテーマは「産業・技術」「環境」を中核的メッセージと位置付け、「響きあう 人・まち・技術」とした。これは、舞台となる「まち」と、主役となる「人」と、夢をかなえる「技術」が響きあうことで、より豊かな未来が築かれるという思いを込めたものである。
 そして、「博覧祭」というネーミングに注目していただきたい。「祭り」というのは、みんな一緒に知恵や力や汗を出しあって創り上げるものである。博覧の「祭り」。祭り好きの気質と風土のある北九州市ならではの言葉であり、祭り本来の「真の地域活性化」を目指す心意気を示している。
 パビリオンは、北九州市のお家芸ともいえる「産業・技術」「環境」「アジア」「健康・福祉」「産業観光」の五つの視点に対応するテーマパビリオンのほか、民間企業や政府機関などからも相当数の出展が見込まれている。集客の目玉となる催事は、ビッグスケールでファンタジックなナイトパレードなど、老若男女を問わず満足いただける多彩なラインアップを準備中である。運営面でも、「技術」と「環境」をキーワードに、ゴミの会場内リサイクル化や最先端情報システムの活用など、二十一世紀のイベントにふさわしい演出でお客さまをもてなす予定である。
 二十世紀、近代日本の歩みが北九州に灯(とも)った灼熱の火から始まったように、二十一世紀の明るい展望が北九州博覧祭から生まれるような博覧祭にするべく、取り組みは進んでいる。


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