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兵庫県 震災からの復興と地域創造の夢乗せて |
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兵庫県知事公室夢ビジョン推進課長 |
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杉本明文 |
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ひょうご21世紀記念事業
二十世紀文明の象徴ともいえる巨大都市を一瞬にして崩壊させた「阪神・淡路大震災」。今、私たちは、あの忌まわしい災禍の日から、五周年という節目の時を迎えている。兵庫県にとって、この新たな千年紀の幕開けは、単に祝賀の時節にとどまらず、内外からいただいた心温まる支援への感謝のメッセージとして、力強い復興を遂げつつある被災地の姿、そして、尊い経験を生かした新しい兵庫の地域づくりをお披露目していくときでもある。
このようなことから、兵庫県では、二〇〇〇年から二〇〇二年にかけて、被災地の創造的復興と新たな地域創造を目指す「ひょうご21世紀記念事業」を実施する。
大橋渡れば花の島
この三年間にわたる記念事業のスタートを飾る中核事業として、本年三月十八日から九月十七日までの半年間にわたり、淡路島を舞台にして、淡路花博「ジャパンフローラ2000」が開催される。会場は、「明石海峡大橋」から続く高速道路沿いで、まさに、大橋が会場への入場ゲートとなる。
この博覧会は、オランダに本部がある国際園芸家協会が承認する園芸と造園の国際博覧会であり、日本では、平成二年の大阪「花の万博」に次いで、二度目の開催となる。
「人と自然のコミュニケーション」をテーマとする淡路花博は、花と緑を通じた身近な新しいライフスタイルの提案から、地球環境問題や自然環境の大切さを訴えるなど幅広い提案を行うものである。そして、震災からの復興をアピールするとともに、造園・園芸関連産業の振興や地域の活性化にも大きく寄与することが期待されている。
花博の見どころ
その見どころは、まず、九十六ヘクタールと、甲子園球場の二十四倍もの広い会場が、そのまま日本をはじめアジア、ヨーロッパのさまざまな様式の庭園が並ぶ庭園ミュージアムとなっていることである。
二つには、世界から千七百種類百五十万本の美しい花々が集まる大きなお花畑である。四十五万本の木が並木道をつくり、林と美しい森の風景を演出する。また、熱帯雨林に自生する世界一大きな花“ラフレシア”や、中国で地中からわき出るように黄金色の花を咲かせる“地涌金蓮”など、珍しい植物がご覧いただけるよう準備が進められている。
そして、三つには、最新のマルチメディア技術を駆使した映像シアターで、アジアの熱帯雨林や世界の名庭園をめぐる仮想体験旅行が楽しめることである。
自然回復のモデル
淡路花博の会場一帯は、関西国際空港の埋め立てなどのために土砂が採取された跡地であり、数年前まで一面に岩盤が露出していた。そこに、最新の技術を導入して岩盤斜面の緑化を行い、自然環境の回復に取り組んできた。五百万人を見込んでいる博覧会来場者の方々には、花と緑の博覧会を存分に満喫して楽しんでいただくとともに、地球環境の保全と創造の実験エリアとしての博覧会場もご覧いただきたい。
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