![]()
|
|
|
|
|
滋賀県 「水といのちの対話」、県民総参加で |
|
湖国21世紀記念事業協会広報担当主任 |
|
|
荒堀整啓 |
|
|
|
|
「自然と文化」考える壮大な実験
滋賀県では、二十一世紀における自然と文化の新しい姿を探るため、二〇〇一年に「湖国21世紀記念事業」を展開する。
目指すのは従来型の博覧会ではなく、未来に向けた新しいライフスタイルや産業スタイルを、多くの人びとによる実験、対話を通じてつくりだしていこうとする「試み」「チャレンジ」である。したがって、展示などを主体とするのではなく、県民がそれぞれの想いをもって、プロセスを大事にしながら参加し、盛り上げていくことを主眼としている。
滋賀県はこれまで、さまざまな環境施策に取り組んできたが、二〇〇〇年から二〇〇一年というのは、まさに節目であることから、自然環境の保全や公害防止にとどまらず、県民生活のあらゆる面について見つめ直すよい機会である。そこで新世紀にあたり、記念事業として、壮大な実験をスタートさせることになった。
「ムーヴメント」と催しが主役
基本テーマは「水といのちの対話〜『自然と文化』の新たな実験〜」とした。滋賀の地が豊かな自然を持ち、県域のほとんどを集水域とする琵琶湖を中心として、一つの小宇宙ともいうべきまとまりの中にあることを考え、次世代への贈り物となるライフスタイル、新しい文化の基盤となる産業スタイルを探るため、地域総参加の記念事業を目指している。
サブテーマは「水とくらしの対話」「水と技の対話」「水と大地の対話」などで、琵琶湖の美しさを取り戻すためのライフスタイルのあり方を考えたり、省資源・リサイクル、ソーラーエネルギーの活用やバイオエネルギーの実験などに取り組む。
記念事業全体は、参加する一人ひとりが年を追うにつれて高め、深めていく、継続した活動である「ムーヴメント」と、二〇〇一年に展開される「催し」の二つを大きな骨組みとしている。「催し」の詳細はまだ検討中だが、二〇〇一年三月にオープニングの催し、夏から秋にかけては中間的な催し、十一月には第九回世界湖沼会議や国際環境ビジネスメッセなどのほか、クロージングの催しを予定している。
県民参加は3つのタイプで
記念事業は、企業、団体、NPOなど多様な主体がそれぞれの立場から展開し、また相互に連携し合うように取り組むことを目指している。そして、記念事業の総合的な演出、運営を図るため、NPO、産業界、学術機関、行政などで構成する「湖国21世紀記念事業協会」を組織した。
特徴的なのは、参加の形として、(1)継続的な運動(ムーヴメント)を企画・実施する(2)二〇〇一年の催しを実施する(3)ムーヴメントや催しの支援者(サポーター)となる―という三つのタイプを用意していることで、目下、県内外から登録を募っている。
われわれのあらゆる生き方を映し出す川や湖を見つめ、未来世代に豊かな明日を引き継いでいくため、人間を含めた多くの生き物がともに暮らしていく方法を考え、楽しみながら実施していく。そんな記念事業を展開していきたいと考えているところである。
|
|
|