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群馬県高崎市
「世界に開かれた地球市民の都市」の出発点

高崎市企画調整課市制百周年係主任主事

櫻井 実

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今年百周年を迎える唯一の都市

 高崎は古くから交通の要衝として発展し、商業・文化の面においても北関東随一の賑わいを見せてきた。
 明治三十三年の市制施行後も現在に至るまで着実に成長、発展し、とくに高速交通網の整備などにより、太平洋側と日本海側を結ぶ東日本有数の交通の要衝として機能する「交流拠点都市」としての特性を有している。
 高崎市は西暦二〇〇〇年に全国の都市で唯一、市制百周年を迎えるが、市ではこれを記念し、一年間にわたるさまざまな事業の開催を予定している。

「未来・元気」を体現する事業


 市制百周年事業は、これまでの百年を振り返り、まちの歴史や先人の偉業を再認識し、都市としての個性を見直し、二十一世紀の高崎を「世界に開かれた地球市民の都市(まち)」としていくための出発点としてとらえられる。
 春・夏・秋・冬と四季を通じ、まさにまち全体が「地球市民」のステージとなり、「未来・げんき・高崎百年」のテーマを体現していく事業である。
 まず春には、本市の誕生日=一九〇〇(明治三十三)年四月一日市制施行=を祝い、「市制百周年記念式典」を開催する。
 百年にわたる市勢の発展と先人の偉業をたたえ、次の百年に向かって新たな出発をするために、多くの来賓を迎えての華やかで厳粛な式典を計画している。
 夏には、全国でも初と言える「姉妹都市ジュニア音楽祭」を開催。
 本市の姉妹・友好都市である中国の承徳市、チェコのブルゼニ市、そしてアメリカのバトルクリーク市からジュニアオーケストラが来日し、高崎のジュニアオーケストラや合唱団と合同演奏会を開催、交流を深める。まさに世界に開かれた地球市民の都市にふさわしい事業である。

次の百年へ踏み出す決意新たに

 また秋には、約百人からの市民参加により「高崎大田楽」を上演する。
 「大田楽」とは、幻の芸能「田楽」を現代的な音楽や西洋のリズム、動きを加えてアレンジし、新たな野外スペクタクルとしてつくりあげられたもので、さらに高崎らしさを加えたものが、躍動感にあふれた踊りとリズムの「高崎大田楽」である。
 さらに、姉妹都市の首長との五市間首長会議や、五市の市民・子ども会議も開催する。
 そして、百周年事業のエンディングを飾る冬には、「高崎音楽祭」「光のページェント」「高崎21世紀ウェルカムセレモニー」の三事業の複合イベントを計画している。
 とくに「高崎音楽祭」は、市制九十周年事業からスタートして第十一回となる事業で、百周年事業における音楽関連事業の集大成となるシンボリックな事業である。
 春・夏・秋・冬と紹介させていただいた事業はほんの一例ではあるが、二十四万市民をはじめ、高崎にかかわりあるすべての人びとが高崎に集い、百周年事業に参加し、さまざまな発見、出会い、交流をすることにより、次の百年に向かった新たな出発となる事業としていきたい。

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