ニシシオゴ
西塩子の回り舞台歌舞伎公演(第4回)
【自治体名】 |
ナカグンオオミヤマチ 茨城県那珂郡大宮町(人口27,445人) |
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| 【主催団体】 | 西塩子の回り舞台保存会 | |
| 【開催日】 | 平成15年10月25日 | |
| 【開催場所】 | 塩田公民館グランド | |
| 【観客動員数】 | 3,000人 | |
| 【イベントの概要】 | ||
| 西塩子の回り舞台は、丸太と青竹を縄で結わえて組み立てられた巨大なドーム型の舞台で、舞台の大幕など道具の制作時期から、日本現存最古の組立式歌舞伎舞台といわれる。地元及び近隣で行われる歌舞伎公演に使われてきたが、昭和20年を最後に公演が途絶えたため、地元の人にも忘れ去られた存在だった。平成3年度に町が行った調査で、西塩子の回り舞台が江戸後期の道具も残る貴重な文化財であると判明したのをきっかけとして、西塩子地区全世帯70戸が加入して「西塩子の回り舞台保存会」を結成し、平成9年、半世紀ぶりに舞台の組立てを実現させた。平成10年には西塩子地区の住民による地芝居の一座「西若座」を結成し、その後、3年に一度は舞台の組立てと定期公演を行うことを決めた。 今回は、この「西若座」による歌舞伎公演のほか、義太夫・常磐津伝承教室の参加者や、総合的な学習で歌舞伎や舞踊に取り組んだ地元の小学生の成果発表として、見事な演技・演奏を披露するとともに、舞台を広く一般に開放して、地芝居以外に多彩なジャンルのコンサートも開催した。 また、舞台の組立てに合わせて組立技術伝承教室を実施し、後継者の育成に努めた。 |
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| 【評価のポイント】 | ||
| 200本ほどの木材と300本余りの竹を使って、最大間口・奥行き共に20mもの壮大で美しい舞台を見事に作り上げている。地域住民が一丸となって行う1カ月余りの組立作業は、その技術自体がすばらしい伝統文化である。類似の舞台を参考に組立てを研究して舞台の復元を成し遂げ、自前の公演を目指し他地域の団体の協力を得ながら地芝居の習得にも取り組んだ地域住民の努力と行動力は、高く評価できる。また、回り舞台を活用して幅広い世代と地域から参加を求めるコンサートを実施することにより、伝統文化に対する理解を深めるとともに、後継者の育成と保存・伝承を図っており、今後の地域づくりに活用しようという意気込みが感じられる。 組立て作業には、高校生から70歳代まで、延べ100人余がボランティアで参加し、舞台背景となる大道具作りには、高校の美術部員が多数参加するなど、希薄になっていた地域のつながりが再び結ばれるという大きな成果を生んでいる。 |
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