【「第7回ふるさとイベント大賞」大賞

仁尾八朔人形まつり2002(第5回)
【自治体名】          ニオ
香川県三豊郡仁尾町(人口7,272人)
【主催団体】 仁尾町商工会
【開催日】 平成14年9月21日〜9月23日
【開催場所】 町内の中心街
【観客動員数】 7,400人
【イベントの概要】
 町の活性化を目的としたイベント。町内の空き店舗や民家を利用して舞台を作り、「竹取物語」「水戸黄門漫遊記」などのおとぎ話や歴史上の名場面を巨大なジオラマと人形で再現した。420年前、仁尾城城主 細川土佐守頼弘公が土佐の長曾我部元親に滅ぼされ、その命日が3月3日だったことから、以来雛まつりは行わず、八朔の日(旧暦8月1日)の男子の節句と一緒に女子の雛節句も祝うようになった。住宅事情のため近年途絶えていた風習を"町おこし"として復活、観光の目玉として開催するようになった。
 ジオラマを巡るスタンプラリーや民芸品の「張子の虎」「八朔人形」作りの体験コーナーを実施したほか、小中学生が寺院の土塀を利用した歴史絵画の制作を行った。
【評価のポイント】
 石、砂、苔などで作られた箱庭風の山川渓谷の精巧さ、衣装や背景など細部の描写までにこだわった人形飾りの豪華さは、見応え十分である。期間中は、ほぼ町人口と同じ数の観光客が訪れており、全国でも珍しい伝統行事を商店街の活性化に結び付けることに成功している。
 人形・舞台作りは地元の商工会会員、商店街・各種団体の人たちが行うが、地元小中学生も夏休みを利用して人形作りや絵画制作に携わるなど、多くの町民がイベントにかかわっている。
 本イベントの開催をきっかけに、年間を通じて人形作りが体験できる「人形工房」を作るなど、人形を町おこしの核にしようとする意図が伝わってくる点も評価できる。