我が国は、現在、国・地方とも、財政状況の悪化、少子高齢化の急速な進展、長引く景気の低迷など、極めて厳しい状況に直面しています。こうした中で、地域産業おこしや交流人口の増加、地域コミュニティの再生等を図るため、各地域に固有の自然、歴史、文化等の様々な「地域資源」を活用し地域活性化を進めようとする組織が注目を集めています。これらの取組は、地域の人々が、自分たちが住む地域に誇りと愛着を持ちながら、一体となってその地域の魅力を発信していこうとする取組ということができます。
そこで、このたび(財)地域活性化センターでは、このような「地域資源」を活かした地域活性化の取組の事例を取りまとめることといたしました。
事例の収集にあたっては、各都道府県から市区町村における取組事例195事例をご推薦いただきました。そして、本事例集の作成にあたっては、ご推薦いただいた事例のうち先進的な事例と思われる9事例を「特集編」とし、現地取材を行い、関係者の方々の生の声を取り上げました。また、特に参考になると思われる48事例を「本編」とし、関係する地方公共団体の担当者の方々に御執筆いただいたものを基に編集しました。さらに、その他のご推薦いただいた138事例については、「資料編」として巻末に掲載しております。
各事例の記述では、「地域資源」が発見・発掘される過程、それを活かした取組の内容、事業の成果、今後の課題と展望などを中心にまとめています。
ご紹介する事例では、自然、景観、歴史、文化・芸術、特産品など、各地域ならではの様々なものが「地域資源」として取りあげられています。これらの「地域資源」を活かした地域活性化の取組の内容も、各地域の特性を活かしたユニークなものになっています。
本書が、地方公共団体の方々をはじめ、関係者の皆様のご参考になれば幸いに存じます。最後になりましたが、本書の作成にあたり、ご協力いただきました皆様方に厚く御礼を申し上げます。
平成22年2月
財団法人 地域活性化センター
理事長 石田 直裕
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