不安やとまどい
大分県南部の佐伯市中心とした地域では、初めての育児にとまどいや不安を抱えている母親たちや引っ越してきたばかりで、地域のことがよく分からない母親たちが、子育てに関する情報を得る手段が、あまりなかった。
また、育児サークルの活動も十分な広がりや交流が薄く、地域全体で子育てに取り組む機運が低く、母親たちの子育てにかかる経済的心理的負担感は大きかった。
情報源は仲間から
平成11年4月に佐伯市の育児サークルアイアイが一冊の情報誌を作成する中で、子育てに役立つ様々な情報は仲間や地域の中にあるのだと気づいた。
それらを見つけ、より多くの子育て中の親子に発信しようと佐伯市及び南海部郡(現佐伯市)内の県南地域、津久見市、臼杵市等の22の子育てサークルと、佐伯市等8団体により、大分県内育児サークルネットワーク「きらきらの会」が結成された。
年間4回の代表者会議を開催し、サークルの情報交換等を行い、母親たちに対する子育ての情報提供や、母親たちの交友関係、行動範囲を広げるための、サークルネットワーク新聞「きらきら」を発行することになった。

県南育児サークルネットワークによる「きらきら」編集会議 |

発行された「きらきら」 |
交流活動が広がる
大分県南サークルネットワーク新聞「きらきら」は年4回程度発行。各サークルが役割分担をしながら、交流、情報交換を行う体制を整え、編集・発行作業を継続的なものとして定着させている。
また、広くネットワーク化された交流活動が行われるようになり、地域における母親たちの講習会やイベントなどが地域全体で広く開催されるようになる等、地域全体で子育て支援をしようとする機運が高まっていった。
世代間を超えた交流を
母親たちによるネットワーク化は進んできたが、地域における少子化、高齢化はあいかわらず進んでいる。将来に向けて、子育て負担をより軽減し、さらに継続的なものにするためには、高齢者等の子育てへの参加が不可欠であると考えられる。これからは、世代間を越えた交流を進め、さまざまな人とつながっていく子育て支援を実施していきたいと考えている。
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サークルネットワークの仲間たちによる運動会 |
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