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| 滋賀県 米原市 | |||||
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| 電話で予約、乗りたい時だけタクシーで乗合運行 | |||||
| デマンド型乗合タクシー 「らくらくタクシーまいちゃん号」運行事業 |
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| ●自治体Data | |||||
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バス空白地域と路線の廃止
一方、公共交通空白地域の問題が従来より議論されており、空白地域への公共交通導入が地元住民からの要望事項となっていた。しかしながら、新規路線の導入には、多額の財政負担が新たに必要となるため、慎重にならざるを得ない状況であった。 そこで、有志メンバー約20名による『らくらく夢交通実現のつどい』(平成13年度〜)を開催し、意見交換や視察研修などを行いながら、新しい公共交通について検討してきた。また、広く住民一般に対して、『らくらく夢交通アンケート』(平成14年度)や地区別の『らくらく夢交通ヒアリング』(平成15年度)を開催し、要望についての検討を行ってきた。 こうした取り組みを行っている中、JR彦根駅(彦根市域)とJR米原駅とを結ぶ“彦根米原線”の廃止(平成16年10月)が決定し、交通空白地域の問題とともに、“彦根米原線”の代替手段に対する検討が重要な課題となった。 新たな生活交通手段の導入
また、乗合タクシー『らくらくタクシーまいちゃん号』のミッションを、@バスなどが走っていない「交通空白地域」の解消、A高齢者や児童など「交通弱者」の交通手段の確保、B医院や商店、公共施設などへの交通手段の確保の3つに集中させることで、事業目的を明確にした。 『らくらくタクシーまいちゃん号』の運行方式は、運行経費の節減を図るために、電話予約のあった便のみ運行し、利用者のない停留所は運行しないピックアップタイプのデマンド運行を採用した。また、運行は平日の6時〜19時台(土日祝運休)、1時間に1便(60分間隔)を基本とし、停留所も150m間隔で設置するなど、利用者の利便性の向上に努めた。車両は利用者数の規模から、小型タクシー(児童通学用はジャンボタクシー)を基本とし、運賃は大人1回300円、小人150円とし、回数券・定期券も準備した。 運行経費の縮減と外出機会の増加 導入の効果として、運行経費の縮減については、コミュニティバス1路線を導入した場合の運行欠損額は約1千万円と試算していたが、『らくらくタクシーまいちゃん号』は約450万円(平成17年10月から平成18年9月)の運行欠損となり大幅な運行経費の削減となった(ただし、乗合タクシーの場合、滋賀県からの運行補助が得られないため、市の負担額としてはバスと同程度となっている。) 次に利用状況としては、約1400名/月の利用となっており、高齢者の通院・買物、児童の通学が主な利用形態となっている。特に高齢者の利用については、導入当初は、完全予約制ということもあり予約に抵抗をもたれる方がおられ、とまどいの声も多数聞こえたが、繰り返し利用することで問題は解消されてきている。また、医療機関での待合時間の会話を通じた口コミによる利用者の増加や、帰りの電話予約を利用者にかわって行うといったサービスを独自に行っている医療機関も出てきた等の報告を受けている。買い物についても、駅で帰りの便を予約した後、『らくらくタクシーまいちゃん号』出発までの待ち時間を利用して、駅周辺の商業施設で買物を済ませる利用者が増加している。 このように、『らくらくタクシーまいちゃん号』は、導入から2年が経過し、高齢者を中心とした利用者から大変好評をいただいており、利用者の外出機会を支援する重要な手段となっている。
旧米原町は平成17年2月、郡内の2町と合併、平成17年10月には残りの1町とも2度目の合併を経て、現在の米原市となった。合併協議では、「市内バス路線の交通体系は合併後すみやかに調整する。」となっており、合併後の公共交通のあり方について、バス対策地域協議会などを設置して検討を進めてきた。しかしながら、旧町間がそれぞれ特色ある運行方法や異なる運賃設定で運行していたバス路線を、米原市としてどのように統一したものにしていくのか、また、サービスの最低水準をどこにもっていくのかといった数多くの問題に直面し、思うように見直しが進んでいない状況にある。 『らくらくタクシーまいちゃん号』についても、各方面から注目をいただいているが、いくつかの課題も抱えている。合併後、運行を行っていない他地域やバス空白地域から、同様の制度を導入してほしいとか、エリアを拡大してほしいといった要望が多数寄せられているが、そのまま水平展開できるものではなく、地域特性や利用特性等を充分把握した上で、利用者と一緒になって考えていく必要があると考えている。 また、『らくらくタクシーまいちゃん号』のような乗合タクシーに対する運行補助制度の整備を粘り強くお願いし、今後も乗合タクシー制度の活用を図っていきたい。 |
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自治体Data
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