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岡山県 鏡野町

奥津渓の秘湯。渓流のせせらぎを聴きながら…
大釣温泉

●自治体Data


●大釣温泉
指定管理者導入の背景
 現況施設は、美作三湯の一つである奥津温泉を訪れる観光客の休憩・食事・渓谷を眺めながら入湯できる施設として、昭和57年町が建設した。
 1階にレストラン・喫茶コーナー、2階に大広間、地下に大浴場・家族風呂がある。
 町職員7名をもって、レストラン大釣特別会計を設置し経営をおこなってきた。
 オープン後10年くらいは、年間8万人もの利用客があったが、景気の低迷・バブルの崩壊などの影響を受け、年々利用客は減少し、平成11年には3万人を割込んだ。
 施設が大規模なことから修繕費の増大など、施設管理費が多くかかり、単年度収支は赤字となり一般会計より繰入をおこなってきた。
 平成13年に、累積赤字を一般会計より全額補填、レストラン部門を廃止し、「大釣温泉」と名称を変更、喫茶・入浴のみの経営とした。町職員を3名に減らし経営をおこなってきた。しかし、利用客は延びず経営危機は続いた。
 このため、民間経営ノウハウを取り入れ、経営のたてなおしを図ることとした。

民間経営のノウハウを活用して
 指定管理者制度を導入し民間委託を行うため、町内の各種団体と協議をおこなってきたが、国道が付替えられ将来性がないことから受託者はゼロ。しかし、借地のため地主の要望により公募をおこなうことはできない。
 そのようなおり、地域の住民が景観美化や観光開発などを目的としたNPO法人が設立された。その団体が奥津渓の美化を含め大釣温泉の管理運営を行いたいと申請書が提出された。
 事業計画・収支予算・法人設立の趣旨など選定要件を満たしているため、平成16年4月より、NPO法人てっちりこを指定管理者とした。

地域住民主体の観光活性化を推進
 NPO法人てっちりこは、平成16年度会員数43名。大釣温泉に事務所を設け、奥津渓の美化・特産品の開発・公共施設の管理運営を精力的におこなっている。
 大釣温泉の管理運営は、会員より支配人1名・パ−ト職員2名が常駐し、喫茶・温泉の経営を行っている。
 委託費は自治体からは支出していない。最小限の施設管理費・大規模修繕費を自治体から支出している。
 会員が随時、花などを持ちよったり、忙しい時には手伝いにきたり、率先して経営に参加している。親近感ができたのか、以前はあまり利用しなかった地域の人々から多く利用されるようになった。

導入後の効果や今後の課題
 平成16年度より指定管理者制度を導入し、NPO法人に管理委託しているが利用客数は16年度で19,500人(15年度対比2,000人増)で、法人の運営費が出せるくらいの収益をあげることができた。
 利用者からの、口コミにより常連客が増えてきている。アットホ−ム的な対応により利用客が増加しているものと考えられる。
 今後は会員を増やし、よりいっそう地域住民を巻きこみながら経営を行っていけば、さらに経営は安定していく。しかし、設備が老朽化しており修繕費も増加していくため、行政としては大規模な修繕を視野におく必要がある。

●「から美人」

●「ひのな美人」
自治体Data
●自治体名:鏡野町
●人口/面積:14,943人/419.69km2
●施設名:大釣温泉
●施設所在地:岡山県苫田郡鏡野町奥津川西16-2番地
●指定管理者名:NPO法人 てっちりこ
●指定期間:平成17年4月1日〜平成20年3月31日
●募集方法:公募してない
●利用料金制:導入してない
●自治体から指定管理者への支出:無
●参考URL:
http://www.town.kagamino.lg.jp/mati/info.htm
お問い合せ 鏡野町役場奥津振興センタ−地域振興課商工観光係  TEL.0868-52-2211


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