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茨城県真壁町

町の歓交施設「旧真壁郵便局」
〜私、旧真壁郵便局。第二の人生はまちづくりです。〜

●自治体Data


●旧真壁郵便局と御陣屋前通り
 みんなの夢

 旧真壁郵便局は昭和2年、銀行として建てられ、昭和31年から真壁郵便局として親しまれてきた。昭和61年、真壁郵便局は郊外に移転となり、旧局舎はその歴史に幕を閉じた。
 平成5年、真壁の街並みの素晴らしさに気付いた人たちが、街並み保存団体「ディスカバーまかべ」を設立。旧真壁郵便局は同団体がコンサートや絵画展の会場として活用していたが、平成12年、国登録文化財になると、その活用について地域住民の間でも意見が交わされるようになった。
 また、真壁町商工会も、平成13年度に地域振興対策事業報告書「まちづくり、そして商い文化への道」を策定し、その中で、旧真壁郵便局の活用計画が町活性化の切り札として盛り込まれた。
 このような民意の高まりの中、町も平成15年2月、県補助事業「街なかステーション事業」を活用し、旧真壁郵便局の改修工事に着手した。
 そして……平成15年4月、旧真壁郵便局はみんなの夢をのせ、再び目を覚ました。

 まちづくり真壁誕生

 平成15年4月、旧真壁郵便局のオープンと同時に、まちづくり団体「まちづくり真壁」が誕生し、土・日曜日の街並み案内、定期清掃などの運営を行っている。
 平日は無人になるが、地域住民や来訪者が自由に使えるように365日開館している。
 個人や団体の作品展示場としても活用できるよう、パネルやテーブルも備えている。
 まちづくり真壁は、ディスカバーまかべや商工会の会員、まちづくりに関心のある地域住民などが集まったため、当初からレベルの高い話し合いとなった。最終的には41名が4つの部門(旧真壁郵便局運営部門、まちづくり研究部門、商い活性化部門、きれいなまちづくり部門)に分かれ、まちづくりを進めることになった。
 旧真壁郵便局のオープンにより、いままで個々に活動していた団体の横のつながりができ、まちづくりの和が少し広まったようである。
 活用はまだ始まったばかりであるが、ここを拠点にたくさんの人たちが手を結び始めた。

 まちづくりのシンボルへ

 現在はまちづくり真壁ばかりでなく、さまざまな住民団体の、会議、研修会、作業場として、また、絵画や写真、陶芸等の作品展会場として活用が進んでいる。
 加えて、真壁の街並みを見学に訪れた人たちへの休憩所としても利用されている。
 年間利用者数は把握していないが、オープン以来、会議・作業などで約80日、作品展で約120日が活用されている。
 特に平成16年2月から3月にかけて、5万人が来町した「蔵の街・真壁のひなまつり」には、この旧真壁郵便局で、有志による無料のコーヒーショップがオープン。週末が中心であったが1日1000杯近くのコーヒーがふるまわれた。
 数年前までは見向きもされなかった旧真壁郵便局は、このようなさまざまな人たちの活用により、真壁のまちづくりのシンボルとして、第二の人生を歩み始めた。
 オープンから1年半、旧真壁郵便局は徐々にではあるが、再び地域住民や来町者から親しまれるようになってきた。

 観光じゃなく歓交です

 今後も旧真壁郵便局を、単なる町の観光施設ではなく、人との出会いとふれあいを大切にする歓交施設として、ここを起点に、みんなが生き生きできるまちづくりの和を広げていきたい。
 現在、光熱水費等の運営費用は町から助成されているが、いずれは自活できる体制も整えていきたい。
 住んでよいまちは訪れてよいまちである。「人がたくさん来るからよいまち」ではなく、「住んでいる人が生き生きしているからよいまち」なのである。よき仲間を増やしながら、みんなでよりよきまちをつくり、訪れた人たちがよいまちと感じてくれるまちにしていきたい。
 夢もあるが課題もある。でも夢があるから楽しいのである。
 旧真壁郵便局をオープンするという夢は、いつの間にか、よいまちをつくりたいという夢に変わったようである。
 ……私、旧真壁郵便局。第二の人生はまちづくりです。観光じゃなく歓交に来てください。


●まちづくり真壁の会議風景

●旧真壁郵便局全景

●住民による作品展

●有志によるコーヒーサービス

自治体Data
●自治体名:真壁町
●人口/面積:20,016人/63.40km2
●活用前:郵便局
●活用後:情報発信拠点
●改修経費(財源):3,000千円(一般財源/県補助)
●改修主体名:真壁町
●所在地:茨城県真壁郡真壁町真壁297
問い合わせ先 真壁町商工課 TEL0296ー55ー1111(内線127)
 
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