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岐阜県多治見市

ふれあいサロン養正
〜生きがいづくり!(高齢者の健康と、児童や園児とのふれあい)〜

●自治体Data


●ふれあいサロン外観
 活用にかかる経緯

 多治見市内で養正校区は他の小学校区と比較して高齢化率が高く、「高齢者の健康づくり」や「児童とのふれあい」をキーワードに閉じこもり防止や児童とのふれあいを通じての生甲斐づくりの憩いの場とし、児童数の増加が見込まれない小学校の空き教室を利用した宅老所を、地域のボランティア団体での運営で開設を検討した。運営はボランティア団体よりも地域住民によるボランティアが行うことで平成13年10月に開設した。
 地域の高齢者が、日中気軽に集まることのできる場所(サロン)をコンセプトとして、開設にあたり備品購入と施設整備は市が行ったが、消耗品などは不足することが多く、地域住民が持ち寄って用意をした。
 運営に関しては運営委員会で協議をして解決することや地域住民のボランティアで運営していることなどから、地域の宅老所という意識が芽生え、地域コミュニティの形成が図れている。

 再活用後の取り組み

 活動の概要は、週に2回(月・木曜日の午前中)開所し、地域の高齢者同士のおしゃべり、卓話(テーマを決めた講話)、食事会を通して交流を図るだけでなく、授業の休憩時間に訪れる児童とのふれあい、児童といっしょに参加する七夕祭りや竹馬などの昔の遊びを児童に伝える昔の遊び名人大会の開催などが、高齢者の生きがいとなっている。
 それと同時に、核家族化で高齢者と接する機会が少ない児童にとっても貴重な学習の場となっている。
 運営は全て運営委員会で決定し地域住民によるボランティアで行っている。運営は当初ボランティアグループを想定していたが、より地域に根付いた宅老所という観点から、地域住民によるボランティアによる運営としたことで、地域の宅老所という意識が芽生え、地域コミュニティの形成が図られた。
 また、参加ボランティア増加や運営委員の交代に対応するため、サロンの規約と運営委員会設置要綱を策定(平成15年10月)することにより、運営に対しての基準作りを行った。

 これまでの効果

 ふれあいサロン養正の活動に触発され、他地域でも新設の立ち上げの動きがあり、市でも平成15年4月に改築移転する予定の保育園の一部に予め宅老所スペースを設け、施設面での援助を行い本市2番目の公共施設を活用した宅老所が開設された。また、住宅団地の集会所を利用した宅老所も平成16年11月に開設予定である。平成17年度にも1箇所開設が予定されており、既存の民間宅老所も合わせると市内に5箇所の宅老所が開設されることとなる。
 さらに、ふれあいサロン養正を拠点に養正小学校区内に民家や地域の集会場を利用した6箇所の小規模宅老所が開設され、高齢者がより身近な場所で集う場所が確保され、閉じこもり防止に大きく貢献している。小規模宅老所の運営費については、社会福祉協議会の補助制度を利用するなどの支援施策も活用している。
 小規模宅老所が地域に開設されたことにより、ふれあいサロン養正は地域の拠点的施設へと発展的にその役割が変化してきた。

 今後の課題

 地域への浸透や事業内容の充実により利用者は着実に増えてきているが、次世代の運営ボランティアの育成や地域リーダの育成など、人的な部分で継続的に運営できる体制作りが求められる。
 また、サロンへの参加者の固定化も課題となってきており、事業内容の充実や地域での広報活動により、多くの高齢者に参加を促し活動を活発なものにしていく必要がある。
 また、養正校区内に小規模宅老所が開設されより身近な場所で地域の高齢者が集うことが出来るようになってきたが、校区内の全ての地域に小規模宅老所が開設されたわけでなく、未開設の地域へも開設への継続的な働きかけが必要であると考える。
 運営費については、利用者負担や区(自治組織の単位)からの協賛金、市などからの補助金で賄ってきたが、市の補助が開設から3年で終了するため、自主財源で運営できるように考えていく必要がある。
 養正校区だけでなく他地域の宅老所とも交流連携を図りながら、全市的にふれあいサロン事業が浸透し高齢者の閉じこもり防止、いきがい創出につなげていきたい。


●むかしのあそびの伝承(竹とんぼ)

●食事会

自治体Data
●自治体名:多治見市
●人口/面積:105,073人/77.79km2
●活用前:余裕教室
●活用後:宅老所
●改修経費(財源):630千円(一般財源)
●改修主体名:多治見市
●所在地:岐阜県多治見市平野町2-80 養正小学校内
問い合わせ先 多治見市健康福祉部高齢者支援グループ TEL0572ー22ー1111(内線181)
 
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