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| 「新町あかちゃんルーム」と「中町サロンよらっしゃい」 〜空き店舗活用「子育て支援施設」と「高齢者サロン」〜 |
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平成16年1月に中心市街地活性化の一環として、空き店舗を活用した子育て支援施設「新町あかちゃんルーム」と高齢者サロン「中町サロンよらっしゃい」を同時にオープンした。 出雲市駅を中心として、駅高架事業や駅周辺土地区画整理事業、さらに都市計画道路の拡幅等により、ハード面の整備が着々と進んでいる。しかしその一方で、出雲市内の中心の7つの商店街では、空き店舗が目立ち、各種イベントやアーケード内で行う朝市「あーけーど市」や出雲TMOによる空き店舗対策を行っているが人通りが少ないのが現状である。 そこで、さらなる空き店舗対策として、子育てを支援する「新町あかちゃんルーム」と高齢者の憩いの場としての「中町サロンよらっしゃい」を整備することとなった。 ちなみに、よらっしゃいとは、出雲弁で寄ってくださいという意味で、気軽に、家などにお客さんを招く場合に使う言葉である。 「新町あかちゃんルーム」と 「中町サロンよらっしゃい」 「新町あかちゃんルーム」は、出雲市の7つの商店街のうち、新町商店街の中にあった10坪の空き店舗を改装し、整備したものであり、7台の隣接した駐車場を確保し、利便性を高めた。内容としては、保育士が常駐し、主に、0歳児のお子さんをお持ちの方々が、子育て相談や親と子の触れ合い、また、親同士の交流、情報交換など、自由に相談や会話をしている。 また、「中町サロンよらっしゃい」は、中町商店街の20坪の空き店舗を改装し、高齢者の憩いの場として、出雲市慶人会と出雲市シルバー人材センターが運営をしている。月曜日と金曜日は、野菜の販売。火曜日は、手芸教室。水曜日は、刃物砥ぎと手芸品の販売。木曜日は、生花。土曜日は、踊りの練習場として高齢者が大いに利用している。 また、無料休憩所や囲碁や将棋の場としても、自由に利用できる。 うれしい誤算。 当初、子育て支援施設と高齢者サロンを整備するにあたり、子育ての親子の利用があるかどうか未知数であり、利用は少ないのではと考えていた。一方で、商店街周辺には、高齢者も多く、高齢者サロンの利用は期待できるのでは、と予想していた。いざ、オープンしてみると、子育ての親子の利用が多く、驚かされる結果となった。家にじっとしてテレビを見ているより、同じ子育てをしている親同士いろいろな話しができ、ストレスも解消でき、また、保育士がいることにより、相談もできる環境がよかったのではないかと思われる。 「新町あかちゃんルーム」には、駐車場も隣接し、便利であり、10坪程度の2間しかスペースはないが、テレビはなく、体重計や身長計が準備してあり、居心地がよい環境となっている。利用者は、5月486人、6月556人、7月636人と増加傾向にあり、1日平均15組30人の利用者である。 「中町サロンよらっしゃい」については、野菜の販売を慶人会で行っているが、最初は、売り上げが思うように伸びず、苦慮していた。しかし、3月に運営委員会を立ち上げ、地元の協力もあり、認知度も高まり、いまでは、利用者が順調に推移している。また、手芸品の販売や刃物砥ぎの利用も多々あり、利用度としては、順調である。 更なる活性化を目指して 新町あかちゃんルームは、順調に利用されており、市としては、さらに、もう1箇所コミュニティー施設内に整備する予定である。また、中町サロンよらっしゃいは、運営委員会の中でも、今後、どのように利用者を増やすか検討中である。 出雲市は、中心市街地活性化基本計画に基づき、ハード面での整備を進めているが、各商店街への来街者は、決して多くないのが現状である。こうした中、この2つの施設を起爆剤として、商店街に1つでも魅力ある店舗の出店を促し、また、中心市街地の定住人口が増えるような方策を考えてゆかなければ、まちの活性化は図られない。 出雲市も平成17年3月に広域合併を控え、これからは中心市街地をハードとソフトの両面で活性化する方策を住民と行政が一体となり、協働しながら進めてゆきたい。
自治体Data
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