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| さくらんぼ遊々館 〜人の集まりが、商店街の活性化へとなるように〜 |
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| ●自治体Data | ||||||||||||||||||||
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新都心づくりの核となる商業施設として、平成2年に大型小売店が出店したことにより、周辺に中規模店が進出するなどの商業集積が図られた。しかし、平成11年、新都心の区画拡大を目的とした一本木区画整理地内に県内最大の売場面積を有する大型小売店が出店したことで、既存商店街の空洞化が進み、先に出店した大型小売店内についても2階の空きスペースが目立つようになった。 一方、中央地区学区を中心とした学童保育所が手狭になり、新たに施設整備する必要に迫られていた。 これを受け、既存商店街の賑わいを創出し、また、大型小売店のテナントとして出店している市内商業者や進出店舗の活性化を目的として、大型小売店の2階に、学童保育所や市民利用スペース等のコミュニティー施設を整備した。 設置されたコミュニティー施設は、「さくらんぼ遊々館」と名付けられた。 安全面への不安 大型小売店の空きスペースを利用するコミュニティー施設とは? いろいろなイベントや踊りの練習などに利用できる「コミュニティーホール」、定員120名の学童保育所「タントスマイルクラブ」、子育てに関する相談やサークル活動に利用できる「子育て相談室」、インターネットやパソコン学習に自由に使える「ふれあいコンピュータ室」、授乳やオムツ交換ができる「子育てルーム」、読書やサークルの打合せが行える「学習室」、「会議室」と、八つの部屋を用意した。会場の使用料は、原則無料である。 学童保育所やコミュニティー施設等は、子供から高齢者まで気軽に利用できる場であり、中心商店街を往来する人を増やし、賑わいを創出し、また、テナントとして出店している市内商業者や進出店舗の活性化に繋がると考えたのである。 とはいっても、すんなりと整備に漕ぎ着けた訳ではない。特に、学童保育所の開設については、誘惑が多いといえる商業施設への設置であり、また不特定多数の人が出入りすることから、安全面で危惧され、設置前の説明会では、保護者から強い反対意見が出されることもあった。しかし、管理人の配置や、防犯カメラの設置等の事故防止を最優先に考えることで了承を得たのである。 予想を超える効果 学童保育所には遊戯施設が隣接しているが、店内やゲームコーナーに出て行く子供の姿もなく、広いコミュニティーホールの中、跳び箱、マット、卓球台、鉄棒、ボールなどの遊具を使用したり、かけっこをして汗をかきながら遊んでいる。クリスマスには、ブッシュボール、綱引き用の大綱などを準備し、楽しく過ごしていた。学童保育所の設置により、毎日多くの学童を送迎する保護者が商店街に集まってきている。会社勤務を終えた保護者が迎える時間帯は、夕方5時から7時の時間帯が中心であるが、その時間の買い物客は増加しており、周辺の小売店への集客力増加といった波及効果に一役買っているのである。 ふれあいコンピュータ室においては、高齢者向けのパソコン教室が開催されている。高齢者は家から出不精になりがちになるが、参加者からは、「友人関係が広くなった」、「心身ともに健康になった」などと大好評である。また、コミュニティーホールでは、太極拳、よさこい踊りなどの利用があり、老若男女が集う活性化施設ともいえるのでないか。 人と人のふれあいを大切に 開設して2年余り、約23,000人の利用者があり、平成15年度と比較しても、利用者はかなり伸びている。しかし、問題が無いわけではない。コミュニティーホールや会議室を利用する団体は、固定化しつつあることから、積極的なPRが必要である。現在は、市報による周知を行っているわけだが、物足りなさは否めない。積極的にイベントを開催することや、大型小売店内の掲示板を利用することも必要かもしれない。そのためにも、この「さくらんぼ遊々館」は、店舗側のスペース利用だけではなく、店舗と太い繋がりのなかで進行させなければならない。 ただ、公共施設部分と商業施設部分が思いのほかうまくリンクしていることは実感していることであり、人と人のふれあいを大切にし、引き続き、賑わいの創出を図っていきたい。
自治体Data
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